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第7話 俺はテクニシャンなのに…『調子が出ない』。
見下ろした小さな身体は震えていた。
「ゃ…優しくしてくださぃ……」
うわぁ……叶がいつにも増して脅えちゃってる……。
俺も優しく抱きたいのに、あのゲイビを見ちゃってから何か意識しちゃって……俺興奮状態をは抑えきれなくなっていた。
俺は噛みつくようにキスをしながら……叶の麻のブラウスのボタンを外し始めた。
(……あれ?)
テクニシャンな俺がボタンごときを片手で外すのにこんなに時間をかけるなんて……軽くショックを受けてしまった。
だけど俺が『その気』にさせたのに、中断とか絶対に嫌だし……こんなにもクる始め方は滅多にないから逃したくない。
とりあえず、大きなボタンのカーデガンは難なく外せたので、ブラウスの下に片手を入れて滑らかな肌に触れた。
「……はぁっ」
俺の手が、叶の乳首を掠めたとき甘い吐息が溢れた。
イヤラシイ……。
もう一度聞きたくて、俺は手探りで乳首を探し…摘まんでみた。
「……ンぅ」
叶は服の上から俺の手に両手を重ねてきた……。
可愛い声に動作……本当にいつもより俺には余裕がない、というか焦っていたのかもしんない。
……心のどっかで、あのゲイビの男優より叶と俺のセックスは負けてないと敵意を持ってるのかもしんない、そんな状態だった。
(……クソ、いつもの俺はこんなはずじゃないのに……!!)
俺は叶の耳元に唇を遭わせたそのときだった……。
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