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第10話 セックスはいつも『いつも違う』感じ方。
口内で攻めていた乳首をもう片方の乳首に変えて、空いた片手を滑らせて下半身の方に移動する。
「……偉いよ、叶。ちゃんと俺を観てるね」
俺の指が臍を捕らえた。
ここも叶の性感帯の一つで、指で軽く行き来してみる……。
「観て……ぃないとっ……」
「もう、視線外しても外さなくても……やることは『いつもとおんなじ』だから大丈夫だよ」
少しだけ意地悪しちゃったかな、と俺は苦笑いでそう言うと、
「ぃつも…わたしは………『感じ方』は…ちがっぃま…す」
……え?
「せんぱぃは……同じ『手順』でも…まぃかい私の『感じ方』は……ちがぅんで……」
叶は自分から下着ごとパンツの中身をチラ見さしてくれた。
一瞬のことだったけど……叶のぺニスは完全に勃起していたのが見えた。
いつもと違う……。
俺はやっと理解出来て、吹き出してしまった。
「……そうだね、いつも『いつもと感じ方は違う』よね」
ようするに、いつもセックスは『身体に感じる受け方』が違うと叶は言っているのだ。
確かにそうかもしれない。
俺も叶とするセックスは…いつもキモチイイけど、毎回同じような『感じ方』はしないし、むしろいつも新鮮だった。
そして、……俺を受け入れてくれる叶に『嬉しさ』や『喜び』、『楽しさ』『幸せ』をくれる。
叶とするセックスは、いつも『いつもと違う幸せ』を感じさせてくれていた。
だから叶とスるセックスがキモチイイし、俺はまたすぐにでもヤりたくなるのかもしれない。
……一気に叶のパンツを下着ごと脱がせた。
「ゃだ……っ」
「どうしてヤなの?叶が自分から見せてくれたんだから、恥ずかしがることないデショ」
俺のぺニスより小さい叶のぺニスが『キモチイイ』と主張して、先から甘い蜜を垂らしていた。
「……またからかうんですよね……?」
叶は両手で隠すように押さえ込むので、俺は片手でその両手を頭上に上げて抑えつける。
「からかってないよ。……煽ってるだけ」
違うかもしれない、俺が叶に『煽られている』のかも。
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