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第100話 玄夜の宴 -4-
「指、増やして……も?」
「良いよ」
どうやらビャクリは一本では直ぐ物足りなくなった様で、次の催促が直ぐにされた。もちろん断る理由なんか無い俺は、直ぐに彼のアナルの入り口に指をあてがった。
「い、挿れる……な……?」
「ああ、でも今度は俺が動かしてやるよ」
「ん!? んぁ! あ!!」
そう言葉で告げてから、俺は今度は自ら彼の中へ指を二本、侵入させてビャクリの中を好きに犯した。
その間、自分では支えられないのか上体を折り、俺に泣きながらすがり付いてきて……俺はその様に、空いてる片手で彼の頭を耳ごと何度も撫でた。
「あッさひ、の、ゆび……で、イッちゃう……!」
「良いぜ、一回イけよ。三本目を入れてやるから」
「ひゃ……ぁあ! あ! んン~~~!!!!」
善がり始めたのを見計らって、三本目の指を差し入れ指を開く動作を幾度かしてみた。
「あ! ……あ、あ~~!! ッ!」
―……ビュッ! ビュビュビュユユユッ!!
確かにビャクリは俺の指でイッた。ビャクリの熱い白濁液が、俺の膝に長々と掛けられている。
俺の指の動きに敏感に反応し続けるビャクリは、とても素直で可愛い。これにより俺は早く彼を可愛がってあげたくなってきた。
「よし、ビャクリ大体分かったよ……」
「あ、あさヒ……?」
「頑張って俺に教えてくれた、"ご褒美"、早速あげような?」
そう言って、俺はビャクリのやや解けてヒクついているアナルに熱く濡れた俺のペニスの先端を擦り付けて、今から何をするかを彼に教えてあげた。"ヒクヒク"と微震して期待している動きと熱が、押し付けている先端から伝わってくる。
「挿れるよ」
「~~~くぁアッ!!!?」
俺の指で今は軽く約三本分位しか余裕の無いビャクリのアナルに、グイグイとペニスを侵入させ無理矢理それで拡張していく。その事に驚いたのか、ペニスの先端から先程の吐精の残滓が飛び出てきた。
「そんなぁ……むりやりぃい……ひ、ぁ、あぅ……!」
「予想、してた、だろ?」
「し、してたけど……はッ……はいッ……て……?」
「さすがにキツ……ほんの先の方しか入らねぇし……。ここでこのまま慣らすか」
―……にゅちゅ……にゅちゅぅ……にちにち……
極浅い挿入を繰り返して、慣らす行為でビャクリをまず楽しむ事にした。
「ほら、ビャクリ……逃げるなよ……?」
「あ、あ、あ、あ、あ……!」
たまに強く侵入して、奥へと拡張しながら擦り攻める。
一旦抜き去ると、ヒクヒクとアナルが緩く口を開けた状態で待ち構えているそこに再びペニスを押し入れ咥えさせる。
「……だいぶ中に入るようになってきたな、ビャクリ……」
「ひぃん、ひぁ、あさひ、いぃッ……!」
「はぁ……ッ……ビャクリの中ッ、気持ち良いよ……」
「んッ……! んンン!」
動かす度に新たに声を上げて、俺を受け入れてくれるビャクリが可愛くてしょうがない。白い耳ふるふると震えて、特徴的な白黒の縞の尾がサワリサワリと俺の腕に巻きつくように触ってくる。これは可愛さが加速してくるな?
「もう、少し……だからな? ビャクリ……」
「ン、ん、アサヒ……はぁ、はぁッ……」
そこで俺はビャクリを更に後ろから押し倒す形で、彼に体重を掛けて最後まで入れ貫いた。
この俺の行為により、ビャクリの腹はシーツに着き、妙な安定感が生まれた事により俺の挿入を結果的に楽にさせた。
「あ、ああ……! ン……ぎぃいいぃ……!?」
「……はいッ……たッ……」
俺の最後の体重掛けに押しつぶされ両足をピンと伸ばし、ビャクリは俺を全て受け入れてくれた。
「ビャクリ、うねって気持ち良い……」
「はぁ~はぁ~……」
「腰、上げてビャクリ」
「……は~は~……ン……はぁ……はぁ……ぅ、ぅあ、こ、こう? か?」
「うん、そう」
俺と少し動きを同じくして、ビャクリは腹ばいの体勢から、四つん這いになってくれた。
「ん、んッ、アサヒ……、アサヒッ……!」
後ろから押し上げる様に突けば、ビャクリは濡れて縋る様な声で俺を呼び始めた。そして彼のどこか甘い色香を感じる。
俺は名前を呼ばれる度に、彼の内側をペニスで荒く擦り、掻き出す様に抽送を繰り返した。
「はぁッ……ビャク……リ……」
「ひぁ、アサヒ、そこぉ……も、もっ、と……」
「うん、さっき"好き"って言ってたよな?」
「す、きぃ……! あ、あッ!」
俺の動きに合わせて自ら快楽を追って、ビャクリが腰を動かしてきた。
「あ、あ……!! そ、こぉ…………~~~!!」
「ビャク、リ……ッ……!」
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