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第109話 俺 ≠ 人形 -3-
「マジでかい……」
「そうかな?」
「ん……俺の中に来やすい様に頑張る……」
おっさんにそう告げて、俺はおっさんのデカいペニスの先端に舌を這わせてから徐々にペニスを口内に収め始めた。
脈打つ熱塊と、おっさんの味が俺の口内に広がる。口の端から、俺の唾液と混ざり合う液体がおっさんの陰毛を濡らし始めた。
おっさんはそんな俺の頭に手を載せて、たまに"良い子良い子"している様な手の動きを見せた。正直、ちょっと褒められている様で嬉しい……。頑張っちゃうじゃねーか!
「んぷ……ん、ぁ……んッ、ん……んん……」
おっさんのペニスを幾度も舐めたり吸ったり……していく内に、根元に少し手の輪で圧を加えながらカリ下を舐めると甘い息が漏れるのが分かった。
それを知ってから、俺はそうしておっさんを煽りながら、行為に反応して先端から液体が湧き出る度に唇をそこに寄せた。
その際は行為を楽しむわざとらしい水音を増加させて、俺はおっさんのペニスを好きにしゃぶった。
俺の舌先で漏れる、おっさんの抑えた声が堪んねぇ……。
それに俺が攻められているんだけど、今は俺が攻めている様で楽しい。
……ま、俺はどっちでも大丈夫なんだけどさ?
「アサ……ヒ、くん……そろそろ……」
「んッ……もうひょっと……」
おっさんの言葉に、舐めながら答える。
「…………じゃ、そのまま準備、しようか?」
「ふぇ? ……!!」
―……つぷん……くちゅッ……
「まずは一本目、だけど……二本目もすぐかな?」
「ふぁ……! あ、ぁ! ん、~~~ッ……!! ぅあ……ッ」
「……痛い? それとも、気持ち良い?」
「りょぉほぅ……」
体勢を変えてシックスナインに成った俺達は、お互いに好きに相手を探り合う。
俺はアナルを少し無理矢理広げられて太い指が押し込まれて弄られていく感覚に、ゾクゾクした疼きが生まれてきた。
おっさんの指の動きに「は……ぁ……」と吐息がその度に漏れて、ペニスから舌が離れた。
「……こっちは舐めてくれないの?」
「なめるぅ……けど、ん、ぁ!! あ!~~~!」
"舐める"と答えて、再び舌を這わせ始めたのを俺を見計らって、おっさんの指が俺の中で強く擦る様な動きを見せた。
それにより、俺は舌にペニスの熱を感じながらビクビクと身体が震えた。
「もしかして、アサヒくんの好きなところに触れた? ここ?」
「ぅ、ぁ! ちょッ……まぁ……」
「ほら、舐めてくれないと……どんどんやるよ?」
「はッ……ん、んぷぁ……んッ……!」
「ああ、アサヒくんもいっぱい溢れてるね」
―にゅちゅッ! にゅちゅ!
おっさんに内側を弄られながら、俺は口内に熱いペニスを含んで良くする行為に頭が溶けてきた。
このおっさん……魔力もちでしかも美味い……。俺のそういう器官がおっさんのを凄く欲している様だ。
ぐぽぐぽと喉の奥まで咥えて、夢中で舐めた。
そんな感じで舐めていたら、急に両乳首を指で摘み先端をぐりぐりと擦られ、俺は思わずペニスを口から放した。
ダラリ、とした粘性の糸が俺とおっさんのペニスの間に一瞬出来、ポタポタと下に切れ切れに落ちた。
「んぁ!? ……ひ……ぁッ……!?」
「……アサヒくん、そろそろお互い準備が出来たと思わない?」
俺の下でクニクニと乳首を弄りながら、おっさんは笑みを含んだ声を俺に寄越した。
「はぇ……ほんと……?」
「うん、一生懸命してて、分からなかった?」
「んッ……分かんなかった」
「こんなにどっちもトロトロにして……入れるよ」
「あッ……」
言われてた通り、俺は自分のペニスの先端からダラダラとおっさんの胸の上に垂らし放題でいた。そしてアナルはおっさんの三本の指を受け入れ、内側できゅうと吸い付く様に締めて自然と次の行為を強請る動きを見せている。
ダメだ……。俺の脳内で、さっきまで夢中でしゃぶっていたおっさんのペニスの質量が再生されてきた……。
―……もう、指、じゃないのが欲しい……。アレが……おっさんのが、欲しい……。
俺は少し四つん這いのまま少し振り返って、おっさんにおねだりしてみた。だって……欲しいからさ……。
「もっと太いの……いッ……れ、て……入れて……ほしい……」
「よし……」
そう言うとおっさんは俺の下から這い出して四つん這いな俺の腰を"ぐッ"と掴むと、アナルに熱く膨張したペニスを当て、俺の中に突き立ててきた。
―じゅぶッ……じゅぷぅ……
「はッ……ぁ、あ……!」
「ほら、俺の、どう?」
「ぃ、いいッ……! ぃあッ……! あ!」
おっさんのあの太いペニスが俺の中を擦る度に、ゾクゾクした期待がどんどん駆け上がる。
「……~~~ぅああ~ぁー!?」
「狭い……。……経験……は?」
「"こっち"……がわ、は、あんま、しないからッ……!」
「そうなの? まぁ、アサヒくんくらいならどっちでも楽しめそうだよね? ……じゃ、こうして受けるのは……嫌い? ねぇ?」
「あッ! ぁぅ……! き、らいじゃなぃい……あッ! んッ……!」
「なら良かった。……ほら、髪を食べちゃダメだよ」
「はッ……あ、あ!」
おっさんが腰を俺に穿つ度に、内部に重い掻き分けと暴力的に強い快感が一気に駆け抜ける。俺は慣れてない事も有るかもしれないが、少し着いて行くのに必死になってきた。
「い、あ! あッ!! ~~~ッ!!!」
「ほら、いーっぱい啼いて良いんだよ? 気持ち良いかな?」
「んあ、ぁ! あ! は! いいよぉ……! よくて、変に……なるッ!」
「そうそう、良い回答と啼き声だね」
俺の途絶え途絶えの返答におっさんは満足気に頷いた。
「じゃ……アサヒくんはぁ……ここ、だよね?」
「……! ~~~ッ!!!」
グチグチと更に強く善い所を幾度も押し刺激され、俺は声が出せなくなった。
そして出ない声の代わりに、瞳から涙が溢れ出てきた。
そんな俺は声無く泣き震えながらおっさんの腕の中で、強請る動きを繰り返している。
密着している肌が熱くて、もどかしさを加速させていく。
もっと、もっと……!
「だ、め……き、もち、い……イキそッ……!」
やっと出せた滲んだ声で現状を告げると、おっさんは額に唇を落としてくれた。
そして俺の熱く震えるペニスをゆっくりと弄りだした。ただし、絶妙な寸止めでだ。
「出したい……出したいぃ……!」
弄られる度に湧き起こる吐精感に、俺は同じ言葉を繰り返した。
そんな俺を見ながら、おっさんは"決定打"をくれずに焦らしていく。
ゆっくりと手を上下させて、俺の痴態をじっくり楽しんでいる様だ。
―じゅぶッ!じゅぶ!じゅぶ!
「は……ぅ! ~~~!! ッ……くぁあ……!!」
「ほらほら、アサヒくんこっちはどうかな? 僕の興奮具合、分かる?」
「もぉ……わかんな……ぃ……すご、く、あつい……のが……んんッ!! はぁッ……! はぁ!」
おっさんの腕に震えながら爪を立て始めた俺に緩く笑顔を作ると、こんな事を耳元で囁いてきた。
「―……じゃ、一緒にイこうか」
「え……!?」
俺から抜かれたおっさんのペニスが、イキそうで膨張した俺のペニスと重なって……おっさんの大きい肉厚の手が二本同時に一気に扱き上げたんだ。
熱い"熱"が一気に駆け上がって放出される感覚に、俺は一度荒く息を吐いた。そして、次の瞬間に……
「ふッ……く……ぅ!」
「ぃ、あ、ぁッ!?」
どちらとも知れない白濁した液体が、すぐさま混ざり合って互いの肌に放出されてく。
熱い重なりを一気に感じて、俺は一瞬意識を手放した。
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