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第117話 素質十"二"分な俺 -3-
「やる。やるよ、ジン」
「アサヒ……」
「約束、したもんな? 良いぜ……。ならさ、俺の、良くしてくれよ? ……な?」
そう言って俺は自分で下着を下げてジンとレグルスの眼前に半勃ちのペニスを晒した。
実際さー、ジンに触れられて反応してきたんだよな。ジンは触ってて、俺の変化に気が付いてるだろ?
「しかも……俺の、で良いなら……光栄、かな? 俺は軽い性格だから、こういうの結構平気だけど……」
「………………」
「……ジン。……俺の方のこのお願い、ジンと友達じゃなくなる……かな? ジンは気にする?」
「……ぃゃ、だいじょうぶ……俺が良くしてやる……から、こっち来て、ここに座って」
「ん、ジン……」
ジンは俺の要求を了承してきて、直ぐ傍の巨大キノコの上に座るように指示してきた。
下の服は全部脱がされて、俺はM字開脚で後ろのジンにペニスを扱かれている、といった状況だ。
―……しゅッ……しゅッ……しゅッ……しゅッ……、しゅッ……
「……ッは……んんッ……」
「……アサヒのもう芯が通ってきたな? 太く硬くなってきた」
「んッ……ふぁ……! ジンの……手、大きくてきもち……い……から……」
「俺の、気持ち良いんだ? 実はアサヒはされるの好きなの?」
「ん……? ……基本、俺は気持ち良いのが好き……。気持ち良いなら、するのもされるのも俺は好き。……ジンの手は……気持ち良いから好き。もっと俺の弄って……」
「アサヒ……」
実際、体温が高いのかジンの大きな手の熱が気持ち良い……。瞳を閉じでジンの手の動きに集中してみる。
―ぷく……ぷくぷくぷく……
「……アサヒ、透明なの出てきたね」
「ぁう……ッく……。親指で……穴ぐりぐり……は……」
俺の先走りが出始めた鈴口を親指の腹で何度か押す様に擦り、ジンは"トロ……ォ……"と鈴口と親指に糸を作って俺に見せてきた。
ジンのそんな見せつけの行為の刺激に、俺のペニスがヒクヒクと興奮してくる。
そしてそんな俺の先走りを、見ているだけだったレグルスが我慢出来なかったのか突然、ペニスに手をかけて握り、舐めとり始めてきた。
ジンはそんなレグルスの邪魔にならない様に、再び俺のペニスを剥き始めてる。な、何だよ……二人とも……!
―ぺちゅ……ぺちゅぺちゅ……ちゅる……るるる……
「はッ……ぁ! れぐ……れぐる、す???」
「……うまい……アサヒ、この透明なのでも美味い……はやく……はやく……もっと……! …………ぁあ……もどかしい……。……んッ、んんッ……ん……」
そう言うとレグルスは俺の先端の穴に舌先を軽く捻じ込ませてきた。レグルスの熱く柔らかい舌が、俺のペニスの内側を蹂躙してくる。
レグルスが舌を使って内部を混ぜる度にぐじゅぐじゅと卑猥な音が出て、レグルスの涎と俺のペニスの涎が先端の穴で混ざり、俺自身の竿とレグルス手やジンの手を順々に濡らして滴り落ちていくのだ。
「ぁ、あ、ぁッ! ……ぁう! んッ、はッ……ッ!! あ! ……レグルスの舌ッ……ぁっい……ぃ……。そんな、強く……俺のッ……おれッ……」
熱心にグジュグジュと掻き混ぜ、泡状の部分も出来始めたそれをレグルスは俺に見せ付ける様に舐り取って行く。
絶対ワザとしてる……!
俺がピクピクと微痙攣をしたり、熱い吐息や溜めた喘ぎをする度にレグルスの大きなアーモンドの様な瞳は綺麗に弧を描くのだ。
これは、余裕になってきたのか……!
その間もジンは俺のペニスを扱く手を緩めずに上下への刺激が、内から外への放出を促してくる。
やがてモゾモゾと腰を押したり引いたりし始めた俺の下半身をレグルスが、ゆるく押さえつけるようにしてジンと共同して俺をどんどん高めて行く。
「……はぅ……! ぅ、ううッ……ッ……」
そして俺はそんな二人からの多大な刺激にやがて一際大きな波がペニスに走り、俺は大きな吐出しが近いのを感じた。
「……出ッ……そう! 出そう……ジンんッ……! レグルス……ッ! もぉ……ッ!! 出るッ……でる……! 近い……!!」
「よし、分かったアサヒ。……もう少し待っててな? さ、レグルス……もっと濃いの、アサヒから貰おうか?」
「濃いの……。ん、分かった……貰う。アサヒ、存分に出せ」
そう俺に言うと、ジンはレグルスの舌から俺を解放し、ペニスを擦り搾る作業を速めて来た。
レグルスは物欲しそうさと興味が合わさった瞳で、"じッ"と俺のツパツパと膨張を繰り返すペニスの先端を凝視してる……。もう、視姦状態だな、これは……。
その間もジンは先走りの透明な液体をペニスに塗り付けながら、射精感が高まる様にぐりぐりと圧を加えながら扱いてくる。根元に締め付けの圧を掛けられ、
カリ下をグリグリと攻められて、俺は息が上がって周りに対する視覚が狭まってきたのを感じた。
「んッ……く……! あッ……あ、あ……でッ……出るッ!! でる……!」
「いいよ、アサヒ。ほら、俺達に出すの見せて。……そこの葉っぱの上に好きなだけ出して良いよ?」
「はッ……葉っぱ……? ん、う、ぅんッ……! み、見て……? 出る、から……でッ……る! 出る!! ……ぅッく……う! ぅあッ!! あ……!」
―びゅる……! びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるッ!! びゅるッ!! びゅるッ!! びゅるッ!!
目の前に用意された緑の葉の上に白濁の熱い粘液を放出したら、ぴちゃ、と勢い余った飛沫がレグルスの手に掛かった。
手の甲に掛かった飛沫をじっと無言で見ていたレグルスが、それを口元に持って行き……
―ぺろ……
……掛かった精液を……舐めた?
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