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第118話 素質十"二"分な俺 -4-
「……ふぅむ……悪くない……むしろ、やはり上等か?」
そう独り言を零すと、レグルスは白濁をぶちまけた葉っぱを持ち、溜まるように少し弛ませて葉の端に唇を添えた。
そして、彼の食事が始まったと、俺は前方の光景を そのまま受け入れていた。
―ちゅるちゅる……る……る……る……る……
……今度は俺が出した葉っぱ上の白濁を美味そうに吸い始めた……。
葉っぱの上の物がどんどんレグルスの体内に取り込まれていく。その度に、彼の妖精の羽が淡く光った。
「……本当に濃い……美味い……お前、かなりだな……?」
「……え?」
「では、残りも馳走になろう。もったいない」
「……ぃッ!?」
言いながらレグルスは俺のペニスを持ち、少し搾るように上下に圧を軽く加えながら手を動かしてプクリと白濁の残滓を出した。
そしてその動作で剥き暴いた亀頭の穴から、プクプクと断続的に扱き出てきた粘性の白濁を吸い始めた。
―ぺちゃ……ぺちゅ…………ちゅる……る……るる……ずぞっ! ぞッ! ちゅるちゅるちゅる……!!
「んッ……ふ、ふッ……んんッ……ん~~……」
「……ぁ……ッ、くぁ……あ、ぁ……!? ああッ! あ……! ッく!!」
レグルスに残滓を吸われて、俺は情けない声を上げながら涙目で後ろ手にジンの腕にしがみ付いた。
射精したばかりで敏感なのに、刺激が強いんだってば……!!
ジンを見れば、そんな俺とレグルスの様子をジンは目尻を下げて、どこか誇らしそうな……満足気に少年めいた笑顔を浮かべて見守っている。
そんな俺は最終的にレグルスに腰辺りを浮かされてペニスの残滓を吸われ、俺は両足を爪先まで喘ぎながら伸ばし、どうにか全ての行為を受け入れていた。
―ちゅる…………
「―……ん、アサヒの……馳走になった……」
「ッ、は……はッ……はぁ……は~はぁ……はぁ……」
そして俺のを全て飲み終わったレグルスは一旦、俺のペニスから舌を放したがどこか物足りなさそうな視線をジンに送っていた。
ジンはそんなレグルスの視線を受けて、「分かりましたよー」と言うと、今度は俺の胸を触り始めた。筋肉に沿って覆うように、ジンが手を這わせてくる。
「あ、あ、あ、ぁ、ぁ、あ……」
「アサヒ、ここも今から可愛がってあげる」
そう言ってジンは自分の指を口内で濡らして、そのまま俺の乳首に唾液をクルクルと塗り付けてきた。
ジンの体温を更に感じる唾液で乳首を抓み擦られていく。
そして唾液で俺の乳首は滑り気を帯び、それに合わせてジンの塗る指先は、やがて伸ばし揉むイタズラなものに変わっていった。
ニュルニュルとした感覚が気持ち良くて、俺はペニスが再びヒクヒクと鎌首をもたげて独りでに動き出すのを感じ始めた。
「…………アサヒ……、今、興奮してる? ピクピクしてきたね? …………レグルスにもっと……、あげるかい? 俺がまた手伝うよ」
「……ぅん……。俺ので良ければ……あげる、よ……ジン……」
ジンの言葉に、俺の視界にレグルスと自身のペニスを同居させながら、俺はジンがくれる緩い波の快感に乗って素直な返答をした。
赤く育ってきたペニスから新たな先走りが生まれ始めている……。
月明かりを反射して、たまに先端から生まれた透明な先走りがキラと小さな光を起こす。
そんな先走りをレグルスは啜らないで生まれるままにしてるので、俺からトプトプとあふれ出して裏筋をゆっくりと伝い落ち、陰嚢を濡らし始めた。
……どうして今度はレグルスは舐めないのだろうか? 俺の……溢れてる……けど……?
俺がそんな事をレグルスに思い出した時、後方からジンが声を掛けてきた。
「……レグルスが待っているなんて……。やっぱりアサヒは"素質"があったね……。じゃ、"ご飯"……"食事会"の準備、俺としようか?」
「―…………ん? ……する……。ジンと、する……」
……そうか、レグルスはその"食事会"とやらを所望していたのか……。
「よし、じゃぁ次はこっちだね、アサヒ」
「ジン……? ぁ……え……?」
そしてジンは俺のペニスを緩く持ち、残りの手で先程の精液が垂れて濡れた陰嚢を撫でてきた。
撫でながら指先をゆっくりとそれで濡らし、下に下にと指を這わせて今度はヒクつ俺の窄まりに触れ始めて……
―……ッ……プ……プ……プ……プ……
ジンのややゴツゴツした濡れた中指が俺の窄まりをゆっくりと広げ侵入を開始し、俺の身体が声無く"ヒクン"と跳ねた……
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