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第121話 紅月狂いの食事会 -3-

―ぺちゅ……ぺちゅぺちゅぺちゅ…… 「!?」 二人で俺のを舐め出した!? 「ン……まだ熱い……な……。アサヒの熱、そのままか……?」 「アサヒの……濃厚……しかも生まれたて……」 「……!!!???」 二人の熱い舌の舐られて、俺のペニスが涎を鈴口から吐き出し、ダラダラとだらしなく竿を濡らし垂らしていく。 「……ッ、は、はぁッ!! はッ!」 「舐められて仰け反ってダラダラのペニス突き出して……気持ち良くなりたいんだ?」 「なりッ、たい……! ジン……! ここ、また……ほしッ……!!」 ジンに答えながら、自分で尻たぶを開いた。 その事によりヒクツき、レグルスの白濁を垂らす俺のアナルをジンに曝け出す。 そんな俺の行動を見て、ジンは胡坐をかいて、俺を背面にするとアナルにペニスの先端を当て、レグルスの白濁を潤滑油にして俺に侵入してきた。 ズプズプと腰を持ち落とされ、ジンのペニスの温度が再び俺の中に入ってきた。熱い……あつぃ……。 「……じゃ、約束通り、俺のまたあげるな、アサヒ」 ―じゅぶ……! じゅぶん! 「~~~ぁ!!!」 ―びゅッ!!! 「アサヒからまた出たぞ!」 ユサユサとジンの熱い剛直に揺すられ、俺の股間でペニスが動きに合わせて善がりブルンブルンと踊り跳ねている。 「んッ、ん……ん……」 「~~んッ!? ん、んん~!」 「ん、ほら、アサヒ……舌だ。舌を出せ」 「れぐる……す……。んぁ! ん、ん!」 俺は後ろをジンに突かれながら、レグルスと深い口付けを交わしている。後ろも前も溶けた様に気持ち良い……。 「ん、アサヒ、ほら……ここも……」 「んひぅ……!?」 急にレグルスに乳首を抓まれた。急に来たビリッとした刺激に、俺の身体が締まる。 「……ッ、く……アサヒ……締まってきた……!」 「ぅあッ、ッ、レグルスが、俺の乳首を……ッ」 「くにくにして気持ち良いぞ、アサヒ。ほれほれ」 「ぁ! ぃ、ひ! ッ!!」 弱い痛みが快感に変化して、勝手に嬌声が出る。俺が弱い痛みの快感に啼く度にアナルがきゅうと締まり、ジンの「くッ……」という声が聞こえて、俺の中のジンのペニスが膨張を繰り返す。 喘ぎながら頭上に顔を向ければ、赤い月が闇夜に際立って俺の瞳に飛び込んできた。 「は、ぁ、あ、ぁ……」 そして低く吐く様に声を出し、俺は再び快楽の中へと瞳を閉じた。 「―……うむ、二人からの食事提供……とても美味しく、更にとってもとっても楽しめた!」 「……それは、良かった……」 「アサヒ、頑張ったもんな?」 俺はグッタリ気味に巨大な花弁を幾枚か敷いた上に身をうつ伏せに横たえて、顔だけ二人へと向けて言葉を発した。 ジンもレグルスも、妙に充実してるように見えるのは気のせいだろうか? ま、俺も楽しんだ……面もあるがな。 俺は「よっと……」と小さく掛け声を出し、調子をみながらその場に身を起こした。 隣りにはジンが居て、目の前にはゆったりとした腰布一枚姿になったレグルスが立っている。俺達は軽く身を清めて、今はそれぞれ服を再び着ているのだ。 グッタリ気味な今の俺はさすがに今の半裸のレグルスに欲情はしないが、いつか逆で味見してみたいとかは思っていたりする。まァ、今後……会えるか分からないけどな……。逆にジンとはいつでも会えそうだけど、…………どうかな? 「では……そなた等に、我……妖精王から至高の贈り物をしよう!」 俺がそんな事を考えていると、レグルスが得意気な表情で俺達に何か"魔法"めいたものをかけてきた。 レグルスの六枚の翅が羽ばたき、キラキラとした粒子を闇に解き放った。そしてそれは幾本かの筋に分かれると、俺とジンの両手の爪へと吸い込まれていく。 爪を見やれば、花の様な魔方陣の様な……そんな模様が輝きを見せながら蠢いていた。 「何だ……この爪の模様……。あ……消えた……?」 俺の呟きの後に、「それはな……」とレグルスが言葉を発してきた。 「透明になれる魔法だ」 「!??」 俺は驚いたね。 だって、何だよそれ……!! ……あ、ジン、ジンはこの魔法……をレグルスがくれるとは思わなかったんだな……。ポカーン、って擬音が良く合う風体だ。 そして俺達の驚きをよそに、レグルスの言葉は続く…… 「しかも、姿だけではなく、気配も、身に付けている物も消した本当の透明人間になれるぞ。妖精特有のものだ。 ま、出来る回数は10回……指の本数分だがな。消費する度に爪の模様が消えていく仕組みだ。 使う時は爪にキスをするが良い。それでそなた等は一回につき、10時間は飲み食いも出来る透明人間だ! ―……そうそう、犯罪には使うなよ? 悪しき気配が混ざったら、即行でその魔法が全て失われると、心に刻んでおけ!」 ぅお!? 何だ、このチートな感じ! 俺のチートさが強化されちまったか!! 「―…………まさかこんなプレゼントがあるとは……」 お? ジン、復活したか! うんうん、俺も想像してなかった! ってか、勢いで色々シタしなぁ……。三人で……いろいろ……。 「……でも……、俺……二人同時に色々……。…………まぁ、気持ち良かったし、こうして透明になれるのは便利かもしれないけど…………」 ぶつぶつと言い始めた俺に、ジンが耳元に唇を近づけてこんな事を囁いてきた。 「…………アサヒの身体、ヤラシい上にすごく気持ち良かったぜ? 今度は俺と普通にシようか? ……なぁ?」 「し、知らねーよ……! そんな事……今、言うなぁ……!」 そんな俺より年上なジンは、この時本当に好奇心が溢れた少年めいた笑いから、一瞬で艶を帯びた笑みを俺に向けてきたのだった。ジンって案外、表情豊かだよな……。 ―……俺は……あんな目に遭ったばかりなのに、不覚にも……その笑みと行為に胸が高鳴ってしまって……独り、奥がゾグリと疼いた。

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