132 / 175

第132話 パオパオパオ・No.1!……を探れ? -2-

「―……あの」 「…………ん?」 俺がそんな事を思案していると、いつの間にか隣り腰を下ろしたスイが箸と取り皿を持ち、「どれを食べます?」と聞いて来た。 「ぁの、宜しければ……」 「え……と?」 おお? これは……チャンスじゃないか!? つまり、"あーん"……で、食べさせてれるんだよな? な? 「……食べさせてくれる……ってコト?」 「はい」 「そっか。……じゃ、お願いしようかな」 俺の返答にスイは一つ、頷くと「では、どれを?」と聞いてきた。 「んじゃ……海老しゅうまい」 「はい、どうぞ」 俺の言葉に海老しゅうまいを一つ、"ふーふー"してから口元に持って来て"あーん"。うん、丁寧だねー、スイ。美味さが増してくよー。 その海老しゅうまいを食べ終えたと見てとると、スイは次を聞いてきた。俺はそれに「花巻に……」と答えると、スイは花巻……真っ白なまんじゅうを一つ取ると、中心を割り、俺の方を見てきた。ちなみに"花巻"ってのはさ、肉まんとかの具なし版だと思ってくれたら良い。ま、そんな感じで。 「花巻に何を挟みます?」 「……えびちり」 「海老、好きなんですか?」 「まぁ、好きかなぁ……」 何気無い会話をしながら、ポツポツと食事を続け……ても良いんだけど、早速聞いちゃおうかな! 「―……そう言えば……脚、怪我してるんだって?」 「…………そうですけど、何でそれを……」 「ん……? いや、あー……アルのおっさんがチロッと言ってたのが気になって……。俺、治癒が出来るからさ……治せるかな、って……」 俺の突然の言葉の展開にスイは驚いた様に口を丸くした。何だ……可愛いな……。 「…………え? 治せるのです……か?」 「治せるよ……ただ、スイは……何があってもじっとしててもらうけど……。それなら、今すぐに出来るよ」 「―……分かりました。お願いします……」 少し固くなりながら了承したスイを俺の代わりに椅子に座らせ、軽く水で口内を濯いでからスイの前に跪いた。 スイの青いチャイナの裾を捲ると、白い太股には確かにそこに赤い傷が残っていた……。 「……この脚の傷……。……結構、深い……のか?」 「最初は酷くてこの仕事も幾日か休みを貰ったんですけど、そろそろ大丈夫です」 見覚えが……ってか、俺が付けたんだけどな、その傷。 ……あったかぁ。って事は、スイはケイだ。間違い無い……。 「俺が治してやるよ……」 そう呟いて、俺は露になっている白めな太股に唇を寄せた。 俺の唇が肌に触れた瞬間に、スイはピクリと身体を震わせたが、俺はそれを無視して今度は舌で傷口に触れた。 「ん……」 「……ぇッ……そんな……舐めて……?」 「こうした方が早いから……。他の人にはこのやり方をしたのは内緒だよ?」 「は、はい……」 俺の言葉に動揺と同時に頬に赤みが浮き上がってきたスイに俺は緩く微笑んで、治癒術を再開した。 「……ん……」 「―……ふぁ……ッ……」 傷口をなぞる舌の動きに合わせてたまに"ビク"と身体を揺らしながら、スイは声を抑えている様だ。声、出しても良いんだけどなー。むしろ……聞きたいかも。 でもさ、このスイがあのケイと……同一人物? 演技じゃなくて? マジな二面性? 二重人格? そんなコトを考えながら舐めて治療を施してたら、いつの間にか治療は済んだのだが…… 「治療……なのに……勃っちゃ……。ど、どうしよ……ぅ……」 目の前のスイの股間の布は内部に立ちあがっている物と同調して、三角の尖りを見せている。 「―……どうして欲しい?」 「ひぁ……!」 そう言いながら、俺は三角の頂点を指先で撫で押した。すると、ぷるぷると震えながら"じわ"と指先が湿りを感じ始めた。感度良いなぁ。 しかもそこを擦ってるのに、震えながらも逃げないし、大きな声も上げないんだ? ならさ…… 「……なぁ、スイ? どうして欲しい? ……ここも、俺が"診て"治してやろうか?」 「は……ぇ、え……。は、は……はぃ……」 「え? ……良いんだ? ……それじゃ、俺が治してあげるな」 俺の言葉に、顔を真っ赤にして頷くスイ。…………ちゃんと意味、分かってるよな? スライムの時の事を思い出すとさ、スイは案外……混乱し易いと思うから、俺……何だか心配だな。でも、本人は「良い」ってんだから、"診て、治して"あげるよ。 そして俺はスイのチャイナの前を片側に寄せ、現れたスイの股間を確認した。これは……布面積の少ない可愛い系の女モノの下着? ここまで徹底してるのかぁ。 見れば薄い布を押し上げ、スイのペニスは窮屈そうにしている。お? 先端が色濃いのは先走りで濡れたんだな。 布越しのペニスの先端の赤く色の濃い部分を指先で撫でると、ヌルヌルとした感触が伝わってきた。 「もうこんなに濡らして……ここから出すよ?」 「は、はぃ……」 一応、断りを入れてから、スイのペニスを下着の両側の紐を解いて先走りに糸を引く、その全貌を露出させていく。 目の前に現れたペニスは皮余り状態だが、芯が出来て立ち上がり、透明な液をプクリプクリと溢れさせていた。 その様子を見て、ぬるぬるとした液体で満たされたままのスイのペニスを、皮ごと扱いてやる事にした。 扱いてやると、先端の皮穴から"こぷんこぷん"と、透明な先走りが溢れ出して表面を濡らし下へ伝い落ちていく。 そしてそれを続けていくと…… ―ぷりりぃッ! 「ふぅ……ッく……!」 「先っぽ、出てきたな」 まぁ、俺はスイのペニスがどういうのか……知っているんだけどな、実は。スライムに変化した時の記憶を辿れば良い。 皮余りの一見お子様風のペニスが勃起して全貌を晒すと、それは普通に大人ペニスなんだよなぁ。

ともだちにシェアしよう!