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第136話 撫で好きご主人と忠犬のわんナイト -2-
「んじゃー俺もシャワーしたい。後で借りて良い?」
「ん? 良いぞ」
「ありがと、ルツ。じゃ、大人しく待ってる」
それだけ言って、自分で言った通りにソファーに座って大人しく待つ事にした。
それから少しして、シャワーの水音が聞こえて来て………………バスタオル等を持ったバスローブ姿のルツに揺り起こされた。
俺、寝てたのか……。涎……とかはソファーに垂らしていない様だったから、ホッとしたけどさー!
まぁ、それからルツが用意してくれたバスタオル等を受け取って俺は風呂場へ。ルツ、用意してくれるなんて、ありがてぇな!
風呂場へ向かい、シャワーを使って頭と身体をパパッとだがちゃんと洗って、いざ、ルツの元とへ~!!
「お待たせー」
「……来たか」
濡れた頭をワシワシとバスタオルでしながらルツの元へ戻って来れば、ルツはベッドの上に座り何か分厚い紙束を眺めてて、たまに何かにサインをしている様だった。
紙束も何束か周りにあって、あっちにこっちに何だか忙しそうだな……。余計な詮索はしないけど。
……でもさぁ……?
「ん~……ルツ、かまってー。わうわうー……」
言いながら後ろから近づき、ルツを嗅げば俺と同じ泡のニオイ。う~ん、フローラル。……まぁ、元は一緒だからな。
そしてルツの周りには紙束が散乱しているけどさ、後方はキレイに置かれて無いんだ。これはさ~、暗に後ろから這い寄っても良い証拠だよな? な?
だから俺は後方からルツの胴に腕を回して、うなじに頬を摺り寄せれば、ルツはピタリとペンの動きを止めて周りを片付け始めてくれた。おお? 何だか感動~。でもさ、大丈夫?
「……ルツ、構って欲しいけど……その紙束……は? 良いの?」
「―……これは……後でも、大丈夫だ。ほら、アサヒ……頭たくさん撫でてやるよ」
「うん、ルーツ~……ん、ん……わぅ……」
「ん……んぅ、ん、は……」
俺の質問に答えて、頭のバスタオルを取って直に頭を撫でて来たルツに俺は身体を摺り寄せ、唇を奪いながらそのまま押し倒した。
"ギュム……ギュム……"としたベッドのスプリングの押し返しの力に反発する様に、俺はルツの上に覆い被さりまだシャワーの熱で温かいルツの素肌に手を滑らせた。
―……んでは、俺も頑張ってルツを気持ち良くするわうね!
「はは、ルツ、すべすべー良い匂い」
「それはお前もだろ、アサヒ」
「そうだけどさー……。舐め易い。んー……」
そう言って俺はルツの肌に手ではなく、舌を滑らせその行く先を降下させて行った。
首筋から胸、腹から下腹を経過して、俺はルツの半勃ちペニスの根元に辿り着いた。
俺の舌の行方に段々と息が荒くなっていたルツは、俺が舌先で陰嚢を柔く押し舐め始めた事で遂に喘ぎらしき声を漏らし始めた。
「あ、あさ、ひ……そこは……。はッ……ぁ、あ……、んんっ!」
「んッ……。ルツ、ギルド依頼終わったばかりで……溜まってる? ……ここから、いっぱい出して? 気持ち良く出せる様に俺……いっぱい……がんばる……。ん、ん……んぁ……あ、あ……あむ……む……ん、んぅ……ぅ……」
そうルツに告げて、俺は舌を広げて裏筋を下から上へベロリと舐め上げ、シャワー後の体温より熱くなっている紅色の先端を口内に含んで舐めた。
先端を愛撫する舌先にルツからの滑りと味を感じて、俺は早速この"要求"してみた。
「んッ……ん、アサヒ…………は、はぁ……ぁ……、あ……、ぁ……」
「ん~……ん、ん。ルツ、気持ち良い? ……良いなら、俺の頭、イイコイイコして……?」
「っ、は……」
「…………いっぱい、撫でてくれるんだろ? んむ……。ん、んんー……んふ、ふ、んぅ」
「~~く……!」
俺はそう言って、今度はルツのカリの端を唇で柔く挟んで、口内に来た部分を舌先でチロチロと弾くように舐めた。
上目使いでルツの表情を盗み見れば、頬を上気させて"はぁはぁ"と肩まで使い、荒く息をしていた。
ふいに、俺の頬が濡れた。ルツの先走りが量を増して溢れて流れてきたのだ。溢れて流れるくらい、感じて……。
気持ち良いんだ……。
「ルツ~~。イイコイイコは~?」
そう催促しながら、舌先で先端をぺろぺろと掠め弾く様にしてやる。もしかして弾かれるの、好きなのかな? ……ってか、ぺろぺろじゃなくて、もうこれは"ペロンペロン"だなー。わははー。
その度にルツが「んッ! んぅ、ぅ!」と押し殺した声と下肢の跳ねを見せるもんだから、俺も弾くぺろぺろ行為に熱が入ってきた。
「……んッ、ん、るちゅ……。んッんん~ん、早く撫でへ? ごほぅびぃ~……んッ……! んぁん~ん……! ん、んー……ん、ん……」
「は、はぁ……はぁ、はぁ……! ぅんん……! んはッ! ぁ……、アサヒ……い、いい、こ、……だな!! は、はぁ、う、ぅ……!」
「ぉわ!?」
いつもとは違うガシガシと少し乱暴な撫では、多分いつもの余裕が無くなって来ているからだな。
たまに俺の舌の方を感じるあまりか、撫でる手が頭を掴み、息を荒くしている。
「~~ッ! ぁ……! あ、あさ、ひ……! ぃいッ、こ……! はッ、はぁ……はァア……」
「―……ルツ、気持ち良い? なら良い子な俺がもっと良くして上げる。"いいこ"なルツおにーちゃん」
そう言ってから俺はルツのペニスを更に舐めしゃぶった。
丁寧に、下から上へと誘うようにルツのペニスを愛撫する。そして先端は舌全体で"イイコイイコ"してやる。
少ししたら、ルツの先端の紅色が色濃くなり、先走りを涙の様に止め処なく溢れさせながらパツパツと膨張を繰り返してきた。
これはそろそろ先走りじゃないの、出したいよな?
「―……なぁ、ルツ、出したい? ここから、いっぱい白の出したい?」
「ん……だし、たい……」
「じゃ、ルツの……俺に頂戴? 俺に"飲め"って言って」
「……え……」
俺の言葉に一瞬固まったルツに微笑んで、催促する様に舌先で鈴口を穿る。"ちゅくちゅく"と俺の唾液とルツの先走りを、そこでくるくると混ぜ合わせる。
行為に泡立った先の鈴口から舌を引き抜けば、透明な糸が伸び出て俺の舌とルツの鈴口の間に二人の体液の透明な糸状の橋が出来上がった。
俺はそれを吸い上げ口内に収めて、自分の下唇をペロリと舐めて見せる。もちろん、ルツがこの流れを見ていると分かっての、見せ付ける行為だ。
そしてこの行為で俺の口元に視線が向いてるルツの無防備なペニスの先端を、俺は人差し指で押した。"ぷにゅ"とした弾力と、押した指先に水気と熱を感じ、それを指先でくるくると遊ばせながら、ルツに強請る言葉を掛けた。
「ここからの、熱いの……。俺にちょーだい、ルツ」
「ぇ……あ……あ……ッ?」
「んふ……んぁあ……ん、ん……んー……」
今度はルツの熱いペニスを再び口内に収め、じゅるじゅると俺は攻めるストロークを開始した。
喉の奥に誘い込む様にルツのを取り込み、口内を行き来させて精を強請る。
吸いながら上目でルツを見てみれば、熱の篭った吐息を漏らしている。俺のシている事に同調してくれてるんだな。
でもさ、言ってくれないの?俺はペニスをしゃぶりながら、そんな意味合いを込めた視線をルツに向けた。
そしてルツは俺の強請る視線に気が付くと、口を開いた時に涎が一筋垂れ出たのもそのままに、蕩けた声色で俺に言葉を掛けてきた。
「アサヒ……ッ、俺の、のッ、飲んで……くれ!」
「んふ~? ……ルツ、"飲め"、だよー?」
口からペニスを出し、幾本もの繋がる糸を舌で切ってからもう一度、言葉の内容を伝え、俺はゆるく瞳と口を弧にさせた。
その間、快感を損なわない様にルツのペニスは手で扱いて硬度を保たせている。グジュグジュとした音が何とも卑猥だ。
そして俺の指摘に一瞬、眉を八の字に歪めた後、ルツは瞳を閉じて切なげに俺に"命令"してきた。
「……のッ……飲め……ッ! 俺のを飲め、アサヒ!」
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