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第137話 撫で好きご主人と忠犬のわんナイト -3-

ルツの切なげな命令を受け、俺は彼の濡れ震えるペニスを素直に咥えて扱く行為を再開した。 「……ん。るふ、のむ~。んん、ん、ん……!」 「ぐ……で、出る……! アサ……ッ……!」 ―びゅる……ッ! 「……くッ……! ぁ! ……あ…………ぁ……!」 「ッ……ふぐッ……ぅ……」 ルツの熱い猛りが、俺の口の中にルツの意思とは関係無くドンドン注ぎこまれていく。そして生まれてくるルツのにおい、ルツの味、ルツの歓喜、陶酔……………………質の良い魔力。 ……全部、俺が独り占めしちゃうからな? ―びゅ……るるぅるるうるっるぅ!!!! 「はッ! はぁ! あああ……! あ―……」 「ん、ん、ん~~~」 ―ごくん……こくん、こくん……ごく、ごく……こくこく………… 「……ッ……!」 俺の喉が動く度にルツの胸の上下が大きくなる。……これは俺に自分の精液が飲まれていくのに、ドキドキしちゃってる? 頬に溜めた精を嚥下し終えた辺りで、ルツが掠れた声で俺の名を呼んだ。 「アサヒ……」 「―……ルツ、ほら……ぜんぶのんだ……ッ。……なで……」 ―ぐ……ううぅううぅ~~~…… 「……は、ははッ……アサヒ、腹、空いてんのか?」 「ぅ……」 ……魔力で実質的にお腹は膨らまないからな! しっかし、何てタイミングなんだ!! さっきまでのルツの雰囲気とは違う、俺をからかう様な雰囲気を感じる……。あーあ、良い雰囲気だったのになぁ? 「……空いてる! もっと食べたい……ルツ……」 「は? ……ぇ? ……あッ、は、はぁ?」 色んな意味でお腹空いてる。だからまずは、ルツをイタダキマスしちゃおうかな! そこで俺は自分の中指を一本、口内に含み、舐り濡らしてからまだ対面で寝そべっているルツのアナルへゆっくりと挿入した。 指の挿入に対して、内部が僅かに押し返す圧を無視して、中指を埋めて揺り動かす。 「まずは俺の唾液と……ルツの精液が混ざったので解してあげるな? ほら、ルツ……」 「は……? ぁ、あぐッ……? ん、んッ……アサヒ……」 ―ぐちゅ、ぐちゅ……くちゅ、くちゅん……ぐちゅ…… 「ルツの中、あったかくてやーらかい。……すげぇヤラシィ。コーフンする」 「ば、バカ……! んな事、言うな……!」 「だってしょうがないじゃん? ……ほら……俺の、見れくれよ……」 「……ッ」 そう言って俺は、完全に立ち上がっている俺のをルツの前に晒した。脈を浮き上がらせてピクピク動いて準備万端状態だ。これで俺のヤル気、伝わったかな? そして俺はルツを解しながら覆い被さり、胸の突起に舌を這わせ吸い付く。ちゅぷちゅぷとわざと音を出しての行為に、ルツの熱が上がってきた様だ。俺の腹にルツのくちゅくちゅと濡れた熱いペニスの先端が当たる。反応良いね~。俺、嬉しいわ。 この間、ルツは最初は当ても無く彷徨い気味だった両腕を、最終的に俺の背中に回し、引き寄せてくれた。 俺はといえばルツのアナルから指を引き抜き、自身のを扱いて先走りで濡らした指を、だんだんと本数を増やしながらルツを解す行為を繰り返していた。 そうしている内に、ルツのアナルの準備が出来たと感じた俺は、いよいよ自身のをルツに迎え入れてもらった。 もはや解されヤラシク蠢き迎え入れてくれたルツのアナルは、俺のペニスの刺激をちゃんとルツに快感として伝えている様だ。よしよし。 「アサッ……アサヒぃ……。そこぉ……きもち……ぃッ! は、はぁ、あ……」 「ルツ、ルツ……! 俺も……すげぇ、いいよ」 ゆっくりと挿入し、ルツの蕩けたアナルに抽挿を繰り返しながら、ルツの好きなトコを強く攻める。 正面にルツを捉え動いていると、ルツの鍛えた腹筋に汗が溜まるのが見え、俺は思わず顔がにやけた。情事の激しさが窺えるその汗に、何故か嬉しくなっちまったんだなー。 「……わうーわうわぅ」 「…………アサヒ……」 思わず犬の真似事の声を出して腹の汗に手を伸ばせば、ルツは俺を引き寄せて、頭をイイコイイコしてくれた。 「アサヒ、また……おっきく……? はッ……はぁ、はぁ……! 何で……、ぅ、ぅあぁ……!」 「ルツ、きもちー……。イイコイイコ、もっとシてくれよ。俺、それで張り切っちゃうからさぁ……」 「ん、んッ……! ぃ、ぃくらでも……ぉ、シて……やるから……ッ」 「うん、シて」 「ん、んんぅ! は、はぁ……!あ!ぁ!」 撫でていた手を時たま強張るように止め、善がり、快感を受け流しながらルツは俺にたどたどしく"イイコイイコ"繰り返す。 俺の穿ちに大きく上下に動く胸と、緩んでは締まる腹筋、荒く呼吸を重ねるルツ。泣いてないんだけど、泣いてるように感じる潤んだ薄いが金茶色の瞳。 内側でゾリゾリと密着し続けている場所はお互い熱くて……。 「ぉれ、も、無理……。ルツ、出そ……ッ……」 「ん、は……、はぁ……アサヒ、良いぞ……。俺も……キてる、から……はぁ、はぁ……」 「ルツ……ん、ん……ん……は…………ん……」 「ん! ん、ぅん……は、はぁ、はぁ……んん……」 あまりのもどかしさに、俺は対面のルツに覆いかぶさって唇を奪った。 その時、更に俺のペニスがルツの奥に進み、ルツはビクリと腰を揺らした。 そしたらさ、覆い被さる事で肌同士が密着した時、ルツの熱いペニスが俺の腹を濡らして自己主張してきたんだ。

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