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第138話 撫で好きご主人と忠犬のわんナイト -4-

「……ルツのッ……かたい、な。俺の腹を押してくる」 「ん、ん、は……。く……ッ……な、撫でるな……」 「何で? 俺もルツにイイコイイコしたげよっか? ほら」 ―くにゅ、にゅ、にゅ、にゅ、にゅ……にゅち、にゅちッ、にゅちッ、にゅちッ、にゅちッ……ちちち……ぃ…… 「お? ルツ~、嬉しい? すげぇ溢れてきたー。イイコイイコー」 「き、聞くなよ……! んな事、聞くなッ! しかもまだ撫でるのか!」 「ええー? 何で? 教えてくれよ? なぁー、ルツー。イイコイイコ、嬉しい?」 そう言いながら、俺はちゅっちゅっ、とルツの頬を啄ばんだ。 しかしルツは瞳を閉じて睫毛を震わせ何かに耐えていて……。それでも時たま「ルツ」と呼びかければ、薄く潤んだ金茶の瞳を見せては閉じる行為を幾度か繰り返していたんだけど……ペニスは正直らしくて俺の手のイイコイイコで善がり啼きしっぱなしだ。とってもダラダラ状態だ。ルツの心も早く素直になってくんねぇかな? 「ルツ~、我慢は良くないぞー。ほらほら!」 「ぐ……。く、くふ……ぅ……う……」 答えないから、俺は揺する様な抽挿をゆっくり繰り返しながら撫でる行為を続行していたら、遂にルツの方が根をあげてきた。 「……ぉ、お前が俺の……"イイコイイコ"してるのは……嬉しい……。けどな……、俺の柄じゃないだろ……! それに……もう出そう……だから、やめ……」 ええ? "柄"、ってか、され慣れて無いだよな、ルツはさ? だって"お兄ちゃん"で、下の兄弟に"イイコイイコ"で頭くしゅくしゅしてたんだろ? しかも涙目! 戸惑いのルツってどこかエロいんだよなぁ……。 「―……駄目だ、……今のルツすげーエロ可愛い。最高。……出そうなら手伝うから、出すトコ、見せて?」 ルツにそう告げて、俺は先端から竿部に掌を滑らせ、濡れて熱く脈打つ全体を扱いた。 ―にゅち……ぐじゅッぐじゅッぐじゅッぐじゅッぐじゅッぐじゅッ……!!! 「アサヒ? ……アサ、ヒッ……! ぅく……、く、くぁ、あ……! あ! そんな、急に……強くッ!? ぁあぁあ……」 俺の扱きに合わせて腰が揺れ動くルツに、更に吐精を気持ち良くさせる為に角度をつけて誘導させる。俺の誘う行為に、「は、はぁ……」とルツが高まって行くのは見ていてクルものがあるな。 ルツが昇る度に、アナルがキュウキュウしてきて、俺もいい加減限界が近そうだ。 「出る……っ! 出る……! ……は……! ……ッ!!」 ―びゅるッ! びゅるる、る! る!! びゅぐッ!! びゅうううぅう! 一際大きい声を発してルツは先端から一筋の白濁を迸らせ、吐精をしながら「アサヒ……あんま見んな…………よ……」弱々しく俺に言ってきた。 俺はそんなルツを見て、益々滾っちゃったね。まだ吐精をしてるルツのペニスをそのままに、無言で強めの抽挿を俺は開始した。 俺の与える振動にルツの身体が揺さぶられて、お互いにルツの熱い白濁が撒き散らされていく。 「ぅ、うあッ! う……ん、んぁあッ……つよッ、い! アサヒ! ぃ、いい……! お前も、俺で……気持ち良く……なって……?」 「うん、気持ち良い。……すげぇ、気持ち良い。ルツ、俺も……出すな? もう……出そう……」 そう答えながら、俺はルツからペニスを最後まで抜かない程度まで内側を擦る様に引いた。 「アサヒぃ……ッ、く、ぁ、ああッ! だ、だして……ッ……」 「……ルツ……、俺の、出す瞬間見たい?」 「―……み、みたッ……見たい……ッ……」 突然の問い掛けに咄嗟に答えたルツに無言で俺は再びルツの内側を強く深く穿ち、吐精感を最高に高めてから引き抜いて、射精寸前のペニスをルツの目の前に晒した。 俺のペニスは液体で濡れてかり、先端をくぱくぱとさせて無言で欲望にまみれた悲鳴を上げている様だ。 ―……出したい。出したい。出したい。出したい。……ルツに出したい……! 「はぁッ……は……、ッ、は……は……、ルツ、見て、て……ッ?」 「んッ……」 ―びゅる、るるるるるぅ……!!! びゅぐッ! びゅぐるるる……ッ! 「ふ、く、くッ……! ッ! ……は、ぁ……あ……あ……。で、出てる……、出てるよ……っ。ルツにすげぇ、見られ、て……おれッ……!」 「アサヒ……いっぱい出してるな……。ほら、見てみろ……俺は今、お前の白濁塗れだ」 そう言いながら、ルツは腹の上に射精されたばかりの俺の熱い精液を見せ付ける様に五指で引き伸ばした。 ぬちゃぬちゃと薄く伸ばされていく上に、新しい粘つく白い迸りがびちゃびちゃと追加されていく。 「ん、ん……。ルツ、ルツ……! ぃッ……ぱい、俺の……で!」 「……アサヒ……良い……もっと掛けてくれ……。好きなだけ掛けろ……。なぁ……、ほら、こんなにいっぱい……。俺でこうなるお前の方が可愛いぞ……?」 「はー、はー……。ん、ん、はー……。だって、ルツ……ルツ……」 「…………ほら、来いよ、アサヒ」 「ルツぅ……は、くぁ、あ……ぁ、あ……はぁ……はぁ……はー、はー……」 ―ぐちゅ、ぐちゅ……びゅるッ……ぬち、ぬちッ! ぬちッ……! びゅる、るッ! びゅ! びゅ……! 俺はまだ迸りが終わっていないペニスを、ルツのに擦り付けた。熱い白濁液がルツの液体と混ざり、擦れ合って粘性の糸が幾本もでき、肉同士の硬さと熱に、俺は幾度もルツのペニスに火照る先端を擦り付け、グチグチとした淫音を自ら出る様に仕向けた。 そしてそのまま上体を倒して、今度はルツの唇に自身のを重ねる。 「ん、んッ……ルツ……きもち、い……ッ……。ん……。ルツ、ルツ……ん、はッ……は……ん、ん……」 「ん、は……ん……んんッ……。そうだな……アサヒ……気持ち良い……。ん。ん……」 浅く口付けを繰り返す俺に、ルツは優しい手つきで頭を撫で、全てを受け入れてくれてる。 そこで俺はペロリと舌を僅かに出して、ルツの僅かに開いている唇をペロペロと舐めた。 俺の突然の変化に、ルツは「……?」と言った雰囲気だ。 「ルツ……、お腹空いてるけど…………もっと気持ちイイの続けたい……………………わうー。わうわぅー。うー」 そう言って、甘えながら鼻先で掠める様に頬を撫でれば、ルツは俺の耳元で「ふ……」と緩い笑いを含んだ声を発した。 「アサヒ、お前……。……しょうがない奴だな……!」 「わうわう! んー……」 「ん、ん……」 それから俺は密着したお互いの体温と、内側からから溢れた熱をルツと抱きあってその日、飽くまで分け合った。

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