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第144話 湯煙ちゃぷちゃぷ紀行 -3-

「前は……あんなだったけど、今は正気だし、俺とまたシて……くれないかな?」 そう言いながらハウルを見れば、俺の方が背が低いから自然と上目使いでハウルを見る事になる。 馬上のハウルじゃないけど、やっぱり上目使い……なんだよな。せっかくだから、"お願いお願い"的な何らかの思いも込めてみる。 それにさー……お、俺だって……こういうのを口にするのは……案外タイミングとか……。あ……。俺、言った後で今更だけど変に緊張してきた……。 「ハウル……」 「アサヒ……さん……」 俺はハウルに近づいて、ハウルの手を取り中指を口に含んで舐める行為をした。俺なりのおねだり行為だ。 "ちゅぱちゅぱ"と吸い付いていたら、ハウルがふいに俺の口内から指を引き抜き、俺の身体を密着させるように引き寄せてきた。 そして、尻の双丘の間の割れ目を開き、まだ硬い窄まりに俺の唾液濡れの指を埋め始めた。 俺のアナルがハウルの指を受け入れていく感覚に、俺は「ぁ、ぁ……ハウル……はうるぅ……」と何度もうわ言の様に名を呼んだ。 ハウルはそんな呼びかけに指を前後させ、俺はハウルからの刺激にどんどん荒く熱っぽくなる自身の声に陶酔しそうになった……いや、……した。 ハウルの指と自分の変化に興奮したんだ。 「……んッ……ん……! は、ハウルの指……やっぱ太い……! 俺、指だけでスゴク気持ち良くなってきた……。ハウルぅ……」 「まだ増やしますけど……? 大丈夫ですか?」 「だいじょうぶ……。こそれよりここ、貸切の時間……大丈夫……なのか?」 「そこは……大丈夫です……」 そう言いながら、ハウルは俺の中を撫でる指の本数を増やしてきた。 二本の太い指が俺のアナルを蹂躙して、俺はハウルにしがみ付きながら更に善がった。 ―じゅぶっ! じゅぶっ! じゅぶっ! じゅぶっ!…… 「~~ぁ、あッ! ぁうッ……! ハ、ハウルの指、好き……ぃ……」 「……指で良いんですか?」 「……イジワルだな……! そろそろ……ハウルので……もっと俺の奥に来てくれよ……?」 「……では、床の上に四つん這いで尻を高く上げてください」 「ん……。こ、こうか?」 するとハウルは俺の尻たぶを開ながら更に高く持ち上げて、露出したアナルへ舌を向けてきた。 「はっ……ぁ、あ!! ……ハウル……」 「んッ……んは……は……、確りと解さないと……んん……」 「く……ぁ! ハウル、だからって……舌で……は……そんなぁ……」 「アサヒさん、アナルをヒクヒクしてきて……俺の舌に答えてくれてます? ねぇ?」 「ハウルの舌……ッ……で、おれぇ……」 グリグリと尖った舌先で何度も押され、弄られて、煽られた俺のペニスから先走りが床部の木肌へと長々とした涎を垂らし始めた。 温泉のお湯では無い水気が、綺麗な木目の床上に濡れたシミを作っていく。 俺は頭を下げて、温泉の湯と木の香りが混ざり合った物を吸いながら、ハウルの舌使いに身を震わせ喘いだ。 温泉の湯が頭に近いからか、熱でやや"ぼぉっ……"としてきた……。 「……アサヒさん……」 「え……? ……ぁ……」 そしてハウルは俺を仰向けにしてきて……これはかなり無防備な格好だ……。この時、これからの期待感と同時に、不安な気持ちも俺の中にジワと生まれ始めた。 それを感じてか、ハウルが俺の唇を最初は軽く、そして段々と深く攫ってきた。しかも背にはいつの間にかタオルが敷かれてる……。 以前と同じで俺の様子を見て行動してくれるハウルに、嬉しさがこみ上げて来る。 けどさ、これでは俺がサービスしたのに、俺がハウルにサービスされている気分だ……。むぅう~~~……。 「ハウル……ハウル……。んちゅ、ちゅ……ハウ……ん、んッ……」 「ん、ちゅ、ちゅ……アサヒさん、こっちも俺とキスして下さい」 「こっちも? ……良いよ、ハウル……いっぱいキス、しよ?」 そう言い合って、ハウルは俺のペニスの鈴口に自身のをキスする様に擦り合わせてきた。 ―くちゅ……ちゅ……ちゅ……ちゅ……ちゅ…… そしてお互いの熱い先端を幾度か合わせて、ハウルはそのまま俺のペニスに先端をつけながらカリ裏、裏筋を擦り通り、陰嚢を抜けて下に進み、最後に解けたアナルに"ちゅう"と何度か先端を軽く押し付けてきた。 ハウルの先端がアナルに軽く押し込まれる度に、そこから生まれる甘い押し込みの広がりが期待感に変わって、俺の先端から先走りがトロトロと流れ出した。 どうしよう……。ハウルに俺が、ハウルのすごく欲しがってるのバレてる……。 だって、ハウルの視線が俺のペニスの、悦び跳ねるピクピクした動きを見てるのが分かる……。 「は、ッ……ハウル……、もぉ、キてくれよ……。俺ッ……ほしぃ……。わ、分かってんだろ……? ………………キスから、先に進もう……?」 俺の期待感に震える催促に、ハウルはニコと笑うと俺にゆっくりと覆い被さってきた。 物欲しい俺のアナルにハウルのペニスの先端が合わせられ、"くぃ"と押されて軽く咥えさせられた。その行為に、俺のアナルが"んくんく"とハウルのペニスを悦んで咥え、準備万端だ。 「それじゃ、入れますね……アサヒさん……」 「……ん…………」 ―みちぃ……い……ぃ…… 「……ッく!」 「ッ……アサヒ、さん……」 「んッ、んん……ハウル……ぃいから、止めないで……」 「ふ、くぁ……ッ……!」 ―じゅぶ……みち、みち……みちぃ……ぃ…… 「……俺の……ッ! ハウルの……太さッになるぅ……! ぁ、あ、ッ……! やっぱ、おっき……ぃ……ッ」 「アサヒさん……!」 ミチミチとした無理矢理広げられる感覚……。ハウルのペニスが……俺の内側を広げて、ハウルのサイズになってくのが分かる……。 俺は興奮して濡れた熱塊を打ち込まれ、ハウルの下で俺は呻きと喘ぎが混ざったくぐもった啼き声を幾度も上げた。 そうしている内に、後から後から快楽の波が俺を満たしていく。最後は快楽が上へと押し出されて、声が止められないのだ。 「奥が熱いよ……ぉ……。ハウル、ハウル……苦しいのに、お前の気持ち良い……」 「俺も、アサヒさんのナカ……気持ち良いです……。むしろ過ぎる位、良いです」 ―ぞりッ! ……ぴゅ、ぴゅ!! 「~~~!!」 「ぁ、アサヒさん……良いトコに当たりました……? ちょっと、出ましたね。ホラ……」 「……あ……」 「熱くて、とっても粘ってる。……糸、見えます?」 そう言って俺に粘つく白濁の糸を手の親指と人差し指の開閉で見せ付けてから、ハウルは俺の乳首をその濡れた指先で甘く苛め始めた。 ヌルヌルとした指先に思わず逃げるように身体を捩ると、ハウルは俺の背中に片腕を回して引き寄せ、もう片方の乳首を挟んで引っ張り、指の腹でなぶって来た。 その刺激に俺は急激に下半身に熱い昇りを感じ、間近にあるハウルの腹へ"ビュービュー"と紅色の先端を擦り付け、震えながら白い精を吐き出していた。

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