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第7話 しようぜ!ミ☆
「……俺達、一応出会ったばかりだよな……?
でもアサヒは……何だか以前にも会った気がするんだ……」
「…………そう? 何でだろうな……?」
あー……それは俺がスライムの時、ルツといたしてたからです!!
ちょっと、勘? が良くないですか、ルツさん!
……さぁさぁ、意識を別なところに持って行きましょうねー?
俺はルツに入れた指をとある場所の近くで動かした。
「ひぅ!」
ふふ……だから大体ルツの気持ち良いところを知ってるんだぜ、俺は。
「ルツ、ここはどう?」
「んんっ……わかん……な……!」
クニクニとアナルの中で指を動かすと、わざとルツに意見を聞いた。
そして今度は更に良いポイント近くに少しずらして、指で刺激する。
「こっち?」
「イ……!?」
"キュウ"と指に圧迫が掛かってくる。
「ア、サヒ……! はぁはぁ……って……も、っと……」
「ん~~? なぁに? ルツのお兄ちゃん……はっきり言ってくれないと、アサヒ分からない~」
「……ぁ……指……もっと……奥……」
「……分かったよ、奥だね?」
言われた通り、俺は奥のルツの良い場所を触る。
「んン~ッ……!」
「声、気にしないで出したら? どうせ他に人なんか居ないよ……」
ルツにそう告げると、肩で大きく息を数度繰り返して呼吸を整えていた。
そうとう我慢していたのかな?
んじゃ、指増やしてみようか?
チュプ……
「ひぃあ……!」
「ルツ、まだ指二本だよ」
「ん……あ……って、だって……!!」
「慣らさないと……ルツがもっと酷くなるんだよ?」
「アサ、ヒ……!」
やや歯を食いしばっているルツに、俺は唇を重ねた。
舌で歯をなぞってみれば、ルツは僅かに歯の食いしばりを弛めた。
そしてそのまま舌を絡める。
そうそう、スライムの触手みたく、一旦侵入してから内側から広げてく訳じゃないからね。
ましてやスライムの触手は使えるけど、使う状況じゃないでしょ。
二本で大分慣れた辺りで、三本目を……まぁ、慣らさないとね。
媚薬に含まれてる弛緩効果を使いたいところだけど、今はその媚薬が問題だからね、これも使えない。
ルツのペニスから溢れ出る精液を潤滑油代わりに使いながら、指を前後に動かす。
うん、そろそろ三本目の指の頃合かもなぁ……。
「はぁ、ぁ……あ……」
「ルツ……」
「んんン……」
ルツの上唇を舌で軽くなぞってから、俺は再びルツの舌に自身のを絡める。
俺の舌に意識が集中している間に、俺は三本目の指をルツに侵入させた。
僅かに身体をビクつかせて俺を掴んでいる手に力が入った。
「……ルツ、力抜いて……?」
「無理な事いうなよ……ッ……!」
あーあー涙目で……可愛いだけだっての!!
そういえば、ルツって幾つくらいなんだろう?
一応、おれは前世で21歳で死んで、それがベースだから聞かれたら「21歳」と答えるつもりだけど……。
後で聞いてみようかなぁ……。
……クチュ……クチュ……
うん、大分三本の指にも慣れてきたね……。
そろそろ良いかもな……。
ルツ自身もプルプル震えてなんか耐えてるっぽいし。
「アサ……ヒ……そろそろ……」
「うん、何?」
苦しそうに俺に呼びかけてきたルツに、俺は何とも無い風を装って聞き返す。
そしてルツは俺の三本の指がまだ入っているアナルの辺りの皮膚を自ら引っ張り、"はぁはぁ"と荒い呼吸を整えると俺を見てきた。
(良い表情だぜ……、ルツ……)
寝ている対面のルツを見下ろしながら俺は微笑みかけた。
「もぉ、アサヒ、お、俺のここに……ぃれ……て……!」
「……良いぜ……ルツ……」
媚薬効果かな? 結構はっきりと言ってくれて、俺は嬉しいよ、ルツ……。
それから俺はルツを四つん這いにさせ、後ろからルツにゆっくりと身を沈めた。
十分ならしたからね、案外すんなり侵入を果たした。
ルツの中は……スライムの時とは違う感触がして、俺は正直気持ち良かった。
ルツの中の動きは俺のペニスを咀嚼しているみたいだ。
脈動が気持ちいい……。
「ンン……ッ……はぁはぁ……」
「ムグムグして……美味しい?」
「ぅ……あ……アサヒ、おっきぃ……」
「……ねぇ、ルツ、美味しい?」
「ん、ン……ぅ……う……」
「…………」
なかなか返事をしないルツに、俺はペニスを更に深く侵入させた。
そして少し乱暴に出し入れを繰り返す。
辺りには肌を打ち付けあう音と、グチュグチュとした水音が俺達を中心にして響いてる。
「ひ……!」
「ほら、ルツ、俺の、どう?」
「あ! あ! あああぁ!!!」
「ムグムグ度、まし、てる、けど……? ねぇ……?」
「……お、おいしぃ……おいしいぃいよ、ア、アサヒぃ……! けど、そんな、はげしぃの……は……!!」
「そう……良かった……もっと良くしてあげる……」
俺はルツの腰から指先で彼の肌をゆっくりと移動し、胸の突起を摘みクニクニと揉む。
「あひぁ!?」
「ほら、ルツ、どう?」
「んンぅ~~!? アサ、ヒ……!?」
「後ろに力入ってきたよ?」
「そんな……あぁあ……」
「ルツ、俺すんげぇ気持ち良い……」
「アサヒ……ァサヒ……!」
素直にルツに感想を言って、ルツの首筋を舐める。
「ヒぅ!」
「ルツ、ルツ……」
そのままルツの背中に浅いキスを繰り返す。
辺りは俺達の声と行為で起こる音しかなく、とても静まり返っていた。
だから、逆に燃えてくるんだよなぁ……。
俺はルツの良い位置にペニスを当てながら、動きを早めた。
するとルツは前に崩れる様に地面に額をついて小さく嬌声を上げるんだ。
俺はルツの声が聞きたくて、胸に手を置き、ルツの上半身を持ち上げた。
「ふか、深いよ、アサヒ……!?」
「だってルツの声、聞きてーもん……下向いてたら、良く分かんねぇよ」
「ばっ、ばか! 俺だって恥ずかしいんだ……! 声、止まんな……」
「ねぇ、それって気持ち良い、って事?」
「バカー! だから言わせん……な!」
「あはは、ルツ、俺は気持ちいいよ」
「……ぉ、俺だって……アサヒ……」
「……うん、分かった」
そして俺はルツを元の体制に戻して、ルツのペニスに指を這わせた。
「ルツ、声いっぱい出して?」
ルツのペニスを扱くとヌチヌチとした水音が辺りの音に加わる。
そして熱を帯びたものの下にあるものが、キュウ、と上がってくる感じがした。
俺は、それがルツの吐精感が高まってるのだと分かった。
「ぁああああぁあぁあ……!!!」
「ルツ、良いよ出しても……!」
「ふ、あ、ぁ……で、出る……ッ! 出る!!」
ルツは俺のペニスの扱きに合わせていつの間にか腰を動かしていた。
俺はルツが上りつめ易い様に、彼の好きな角度と方向でペニスを扱く。
ヌチヌチと溢れ出た液体を使い、更に手を加速させる。
「……ッ!!」
ひときわ大きく脈打つと、ルツは俺の手の中へ精を吐き出した。
手の中が温かいもので満たされ、隙間から溢れ出る。
俺もそろそろ達しそうだ……。
「俺、も……ルツ……ッ!」
「ぁう……!」
俺は寸前のところでルツのアナルから引く抜くと、ルツの後方に思いっきりぶっ掛けた。
色白なルツの肌に、俺の欲望をぶちまける。
そして背中から覆いかぶさる様にルツに素肌をつける。
息も荒くなるよ……。
「はぁ……はぁはぁ……ッはぁ……」
「アサヒ……」
「んッ、大丈夫……だから、もう少しこのまま……」
そして俺は掌のルツの精を舐めとった。
うん、やっぱりルツの精は悪くないね……。ごちそうさま。
「……ルツ、どう……? 熱はおさまった……?」
「わ、わから……なぃけど、だいぶ楽になった……」
「そう……良かったね……」
やや力なくルツに微笑むと、ルツは俺の頭をクシャリと撫でた。
……遠くで何だか調子の外れたダミ声の歌が聞こえてきた様な気がした。
もしかしたら、あのトロールが帰ってきたのかもしれない……。
俺達は今、あの泉でお互い身体を洗った後で、何となくそこら辺で休息している状態だった。
今から直ぐには相手にしたくないな……。
俺はとりあえず仰向けになりながら、地面に手を置き、頭の中に浮かんだ言葉を口にした。
すると、俺とルツを中心に半円の透明なドームが出来た。僅かにキラキラしている。
「……結界……魔法……か?」
ルツの言葉に俺は自分のチート能力を発動させたのだと気が付いた。
どの、どんな職業の冒険者のスキルか全く分からないが、便利だ……。
とりあえずこの中なら安全そうだ……。
「……ルツ、俺眠い……」
何となくルツに言ってみた。
「……ああ、おやすみ、アサヒ」
そう言いながら頭を撫でてくる。
……やっぱりルツは優しかった……。
おやすみ、ルツ……。
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