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第62話 対決? 猫くんとぺたぺたサワサワ合戦! -3-

……ってな訳で、尻尾のお触りと行きましょうか~。大丈夫大丈夫、怖くないよ~。 「は~は~……んんッ……!」 「レンネル、マジで大丈夫か? かなり苦しそうだけど……?」 「ら、らいじょうぶ!」 ……呂律、回って無くない? 顔も益々赤くなってきたしさぁ……? なぁ? まぁ、次はレンネルの最後の番なんだけど。 俺が触り終わった後、少し動かずに下を向いていたレンネルだったが何かを決意したのか顔を上げ、挑む様な視線で俺を見てきた。 お? 良いね、そういう目付き、嫌いじゃないよ? 「そ、それなら!」 「…………首……苦しいんだけど……これって、軽く首絞めてない? ねぇ?」 「~~~もう、何なんだよ!」 「ぐぇえ!?」 い、いくらなんでも触った状態で首を絞めないで欲しいな! これは猫ちゃんに少し分かって頂かねばな! 「ひぅ……! ……はぁッ……ぅあ!」 「そんなビクつくんだ?よっぽどくすぐったいのか?」 「し、知るか! んぁ……!」 ―……もしかして、レンネルは"くすぐったい"じゃなくて、"感じてた"……とか? そこで俺は最後の"撫で"を、尻尾を掴み根元から先端へぐっと握りながら手を動かしてみた。 「ひゃ……ぁぁぁあ!?」 お、思ったより大きい声がレンネルから出てきた……。少しびっくりした。 「……レンネル、もしかして"ゾクゾク"した?」 「…………し、した…………」 「実は、今まで全部?」 「……う、ん……全部、した……」 ぜ、全部ぅ!? 「あ、アサヒに触られると、へ、変な感じになる……。 ……言っとくけどなー、普段からあんなんじゃねーからな!」 怒り声だけど、言われた内容は何か嬉しくなるもんじゃないか? ああ、また頬が緩んで来る。俺の顔とレンネルの今の表情は全くの真逆状態だ。 そんな俺が無言でニヤニヤ笑っていると、剥きになったレンネルが身を乗り出してきた。 「結局、どこなんだよ! どこが弱いんだよ!」 「え?」 「教えろ!」 「ええ~? ズルくない?」 「くない!」 えー? 何でそんなにムキになんの? 「んじゃ、直に触ってみる? レンネルの尻尾は"直"だったじゃん? 俺のもそうしてみる?」 言いながら俺はとりあえず下着として着ているタンクトップをたくし上げた。 これで多分レンネルと条件は同等だろ? 「こっちの方が、ダイレクトだからさぁ、分かるかも?」 「……随分、挑発的じゃないか……。絶対、見つける!」 俺の言葉に更にやる気が出たのか、軽く闘志を感じる目付きをしてきた。 そして俺の方に近づいてきたかと思うと、レンネルの方からタンクトップを上に押し上げて来た。 「じゃー胸! 胸触らせろよ!!」 「えぇ? ……分かったよ……ほら……」 「…………………………」 ムスッとしながら触ってきて……。よっぽどなのか?それにしても…… 「……エロ……。触り方、エロい。脇下から乳首に掛けてそんな手つきで……」 「……アサヒがそう仕向けたのが悪いんだろ!!」 「そんな事ねーよ」 「………………………………で、どうなんだよ……」 あ。やっぱり気に成る? でもさぁ…… 「何とも無い。正確に言うと、"くすぐったく無い"」 「……やっぱり」 俺の反応を半眼で見てくるレンネルの視線がやや痛い……。だってしょうがないじゃないかー。 「……それよかレンネルが盛り上がってんじゃねーの? ほら」 「!?」 俺はレンネルのズボンの僅かな膨らみに手を置いた。 「レンネルのあっつくなってるぜ?」 「さ、触るな……!」 「ふ~~ん?」 逃げ腰で俺の手から逃れたレンネルは睨みをきかせてきた。別にそんな睨み、怖くないけどな? 「でもさぁ、ズボンとかこれ以上汚すわけにはいかねーだろ? 脱げよ」 「う、うん……でも……」 「それともユークにレンネルのやつ、今すぐ追加してこようか?」 「…………わ、分かった……」 レンネルは俺の言葉に、ズボンと下着を下にずらし始めた。 ずらした先から、赤く反ったものが姿を現した。先端が僅かに膨張を繰り返してピクピク動いている。 「へぇ? 少し弄ったら、今すぐ出そうじゃないか……レンネル?」 「う、うるさい……! そんなに見るな!」 声や態度では相変わらず怒っている感じだが、振り切って来ない感じが変に期待しちゃうよな? だから俺はそのままレンネルを引き寄せて、唇を重ねてみたんだ。 「んッ……」 「……ンンッ……」 離れたら、また重ねるの繰り返しを幾度かしている内に、レンネルの力が俺に任してきてる感じがしてきた。 「レンネル、良いかな?」 「……はぁ……なに……を?」 「……こういう事、をだよ」 「!」 俺はレンネルにそう答えた後、彼のアナルに指を這わせた。 察しが良いレンネルは一瞬背を伸ばしたけど、すぐさま俺に対面でしがみついて来てくれて、耳元で小さな嬌声を聞かせてくれた。 俺はそんなレンネルにそれ以上何も聞かないで、レンネルを彼のベッドに横たえた。 レンネルの部屋はワンルームだからさ、直ぐにベッドが分かって気が楽だ。 そして横たえながらも、いまだしがみ付いているレンネルをそのままにアナルへの指を増やした。 ―……クチクチ……クチュックチュックチクチクチュ…… 「……レンネル……コッチからすげぇ溢れてきてる……これなら後ろもほぐし易いな? もう指が二本だよ……」 「そ、んなッ…………だって……気持ち良い……」 頬を上気させながら答えてくるレンネルが妙に俺の心を押すもんだから、正直少し無理をしたくなってきた。 「もう入りそうかも?」 「無理……アサヒの入らないよ……おっきぃ……」 「……そう? ……なら、指を増やそうか?」 「……ぅん……ッ……」 一旦言った通りに指を増やしてほぐした後、俺は頃合を見計らってペニスの先端の浅い挿入を繰り返してジワジワとレンネルを解してみた。 それに対してレンネルは何も言わず、俺を受け入れてくれる様だ。俺が進む度に、レンネルから嬌声と荒い息が漏れ出る。 そしてジワジワとレンネルの中に身を沈めて、最後近くでそのまま抱き起こしてみた。 急に起き上がった状態になったレンネルは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに眉を下げて泣きそうな顔を作って俺にしがみ付いて来た。 そんなレンネルの耳元で囁いてやると、涙で濡れた様な震える声が返ってきた。 「……レンネル……奥まで入ってるよ……? 分かる?」 「ふ、ふか! 深いよぉ…………! アサヒぃ……い……はぁッ……ぃぁあッ……!」 そしてレンネルを対面で太腿の上に座らせてしがみつかせたまま、俺は彼を初めは軽く、そしてジワジワと強く揺すった。 下から跳ね上げれば、レンネルの身体は上に浮いて自重で落ちてくる。 その度に俺はレンネルの中に深く侵入を果たす。正直、彼の中は気持ち良い。 それにレンネルは細身だけど更に見た目より軽いから、意外とこの行為も楽だ。 「ひ、い、あ……! そ、こッ!」 「……好きなトコに当たった?」 「ん、ぅん……ンンッ!!! あ、はぁああッ!」 「でかい声可愛い。レンネル、俺めちゃくちゃ嬉しいわ」 「あ……ああぁ!」 レンネルの嬌声を聞きながら、俺は浮かせては自重で落ちてくるレンネルを利用して、彼のペニスを扱く。 俺の手の凹凸でレンネルのペニスの熱と硬度が上がり、直ぐに"濡れ"を感じた。 そしてレンネルのペニスから溢れ出ているものが、"グチュングチュン"と派手に音を出し始めた。 濡れて色付いたペニスの先端からは、温かく粘性のある透明な液体が次々に溢れてくる。 対面のレンネルの顔を見れば、僅かに舌を出して俺の左右の腕を掴み、眦に涙を湛えて快感に耐えていた。 ……可愛いじゃねーか。

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