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第63話 対決? 猫くんとぺたぺたサワサワ合戦! -4-

俺はレンネルのペニスを扱きながら顎下に手を置き、上向かせて覗く舌に自分のを絡めてレンネルの口内へ押し入った。 驚きにレンネルのペニスから先走りの塊が飛び出したが、俺はそれを無視して舌を絡めて貪った。 「ぅ……ぁ、ン、んむ……」 「ん、ふ……は、……ぁ、ふ……」 唇の角度を変える度にサワサワとレンネルの猫の尾が、器用に俺の太腿を撫でてくる。 しっとりとした感触が俺に毛並みの良さを伝え、その誘う動きに乗っかる事にした。 俺はそんな尾の根元を弄る事にしたのだ。 「……にゃぁう!?」 俺がその性感帯を触る度にレンネルは本能で獣の嬌声を上げ、肌を赤く色付かせていった。 先走りを盛大に溢れさせ、大きな快感に乳首が勝手に赤く尖っている。 その二つの紅い尖りを指先で捏ね弄れば、レンネルは下肢を揺すりながら自らペニスを扱き始めた。 目の前で快感を追い求めるレンネル。そんなレンネルの内部を突き上げ、揺すり抉る。 嬌声を上げながらペニスの先端からどんどん快感で得た液体を零し始めるレンネルは、正直可愛い。 そして俺の太腿に跨り、快感に悶えるレンネルは遂に最大の時を向かえようとしていた。 「あさ、ひ、俺、出る……! ンッ……や、ぁ……で、出る……! でるよぉ……!」 対面のレンネルの上ずった声を聞きながら、俺は異変に気が付いた。 「ま、待てレンネル……人が来る……」 「ゆ、ユークが洗濯物届きに着たんだ……でも、もう……! アサヒ……」 「……しょうがないな……俺にしがみついて」 「う、うん……」 泣きそうなレンネルをギュっと抱く姿勢をとる。 片手でレンネルを抱えながら、もう片方で彼のペニスを握って吐精をわざと止める。 硬くて熱い……ちょっと、我慢は辛いかな? 「そんな握る……なよ……ッ」 「レンネル、ちょっと出すの我慢して……」 「う~……ッ……」 「最高な瞬間、邪魔されたくねぇだろ?」 レンネルにそう言って、俺は彼の唇を塞いだ。意識を逸らそうと思ったんだ。 唇を重ねると、俺の唇の動きに合わせて何とか付いて来ようとしているレンネルの荒い呼吸が感じられた。 「レンネル、こんな時に締めてくんなよ……」 「そんなぁ……無理……意識してない……」 ま、レンネルが自分で言ったとおり何だろうけど、実際。緊張してるんだろ? ―……トットットットッ…… ユークが去った後、念の為に能力を使ってユークの気配が無い事を確認した。彼はもう居ない。 レンネルを確認する為に俺は彼に視線を向けた。 レンネルは……少しピクピクして瞳を閉じている……。あー……大丈夫かな? 「……良いぜ? 出せよ」 「~~~ッ!」 レンネルに声を掛けながら、再び彼のペニスを軽く扱いた。 俺の扱きに、プチュプチュとレンネルは俺の掌の中に吐精した。 握った掌にビクビクとしたペニスの熱い律動を感じる。 そして指の隙間から、白濁したものがボタボタと漏れてシーツに染みを作った。 「は~は~……んッ……は~……」 「出たね」 「は~は~……」 くったりしているレンネルを見ながら、彼が掌に出した物を舌で掬い取る。 うん、良いね~、美味いわ。 「アサヒ、も、出して……」 「ん?」 「俺ばっかじゃん……アサヒも気持ち良くなって……」 「……レンネルはホント、可愛いね」 「あんまそんな言葉、男に言うなよ」 「俺って正直者なの」 少し不機嫌な声を出したレンネルを抱き寄せて、左耳裏に唇を落とす。そして右にも同じ事をする。 俺のそんな行為に耳がクルクルと動いて何だか面白くなってきた俺は、軽く口に含んでみた。 「! ……や、止めろよ……!」 「……怒ってるの?」 「怒ってない……くすぐったい……」 「ふぅん?」 「だから、だよ……!」 レンネルのそんな言葉を聴きながら、俺は再び彼の耳に唇を寄せた。 俺のその行為に、少し身構え気味に成ったレンネルに俺は囁いた。 「じゃぁ……レンネル、別なところで俺を楽しませて?」 「ん、アサヒ……」 今度は一度ペニスを抜いてからレンネルを四つん這いにさせて、後ろから挿入しレンネルを堪能する事にした。 そうしながら、レンネルの左の猫耳を軽く噛んでみる。 すると、俺のその動きでレンネルの尻尾がピクピクし始めた。明らかに感じている……。 そしてユラユラと動いている尻尾の根元を軽く握って更に扱いてみると、レンネルは嬌声を上げて簡単に前に崩れた。 その事により、自然と尻の位置が上がり、俺は更に彼の内側に深くペニスを差し挿れた。 レンネルの熱い肉壁を押しのけて、俺がだんだん包まれていく圧迫された快感に一瞬、意識が溺れそうに成った。 「……ふか、さっき、より……深いぃ……ぁあぁ!」 「レンネルッ……!」 自然とレンネルの目尻が濡れ始めている。たまに振り返って視線をこちらに送るから、それで分かった。 「アサヒ」と俺を掠れた声で呼びながら、半分泣いているレンネル……これはクる。 俺はストロークを深くし、抽挿を繰り返して好きなだけレンネルが快感を得られる所を攻めた。 それに合わせてレンネルの嬌声が俺の耳に届き、俺を楽しませてくる。 感情の昂ぶりと吐精感が同調して強まってきた。 「……レンネル……出るッ……!」 「ぉ、俺、もッ……アサヒぃ……」 俺は中には出さないで、レンネルのアナルに軽く先端を密着させて吐精した。 俺の精が、尻の割れ目を伝い、ダラダラと下に落ちていく。 先端から放出された物が更にレンネルの尻尾の根元と俺を繋ぐ糸を作る。 一方レンネルは自分で扱いて吐精した様で、先端からシーツへ半透明な液を放出していた。 「自分で……シたの? ……はぁ……はぁ……」 「……ンッ……はぁ……だって……」 俺達は肩で息をしていた。 頭の中が半分くらい白く感じる。 ……えーと、良く考えると何でこの流れに? 弱点の探り合いがエスカレートして……? 俺の弱点……ねぇ……? どうなのかな。俺もどこに存在してるか分かんないな……。 「アサヒ、服……届いてる……帰る?」 「……帰って欲しい?」 「………………欲しくない……」 俺の問い掛けに少し不安そうにレンネルは答えてきた。そして尻尾を不機嫌そうにくゆらせている。 「……なら、良いぜ? レンネル……まだ触る?」 「うん、アサヒ……触る……!」 そうして一瞬にして笑顔に変化したレンネルの指先が俺の腹部、臍の上辺りを掠めたんだ。 そして掠めた手は俺の胸の中心辺りに着地した……んだけど…… 「……ッ!」 「……どうしたの?」 「ぃ、いや……?」 今、レンネルが触った臍近く……ビリッきた……。ヤバイ……かもしれない。 とりあえずグレーゾーンとして、濁して黙っておこう……。 こういう時こそ、シーフの観察能力を活かせば良いのに、レンネルはまだまだだな。 まぁ、レンネルに悪いが今はその方が俺としては都合が良いけどね。 ……それにさぁ……秘密は多い方がお互い知りたくなって…………こうして楽しくないかな? 「……レンネル……ほら……こっち向けよ」 「アサヒ……うん……」 そして俺は再び、俺の変化に気が付かないレンネルを引き寄せて身を沈めたんだ。

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