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第70話 ラストダンスは君と -3-

そして失神した男を放置して戻って来たら、何とあの二匹は恐怖で震えているエドのペニスに纏わりついて優しく……って! おい! 先端に群がるな! しかもお前らからも"体液"を出してどうする! エドの身体が吸収してくだろ!! そこは粘膜だろ! 弱いんだぞ!! 「コポ! コポ、コポー! (な、舐めるだけ! 優しく舐めるだけだから、キング!)」 「コポ! コポポ! コーポ! (ケアは大事なんす! ケアしてるんす! 苦しめないです!)」 「コポ~~~~!!! (おい~~~~!!!)」 「……はッ……はぁ……!はぁぁあ……ぁ……」 そうこうしているうちに、エドから出ている先走りが溢れ出して蟻の門を通り、闇夜にキラキラヌラヌラとした一筋の流れがアナルに達した。 「コポォゥ……コポポポッポー……(嗚呼ッ……素晴らしいミルキーウェイだね、キング……)」 「コポ……ポポ、コポポポーポポ? (美味しそ……いや、美しい銀糸の流れだ……キングもそう思うだろ?)」 「ゴッポォゥ!!!?? (はぁ!!!??)」 どうやらエドはスライムの媚薬効果に中てられている様だ。 息が艶さを増して荒くなってきている。 「も、わかんなぃい……スノウさん、クロテンさん……ニーさん、たすけてぇ……」 半泣きからマジ泣きに変化したエドは朦朧とした意識下で俺達に助けを求めてきた。もう有る意味、無意識なんじゃないかな? 「スノウ、クロテン……僕……に、さっきの……もっと、シて……いっぱい、シてぇ……出ちゃうよぉ……」 おぉおおおおー!? ここでスノウ&クロテンルール発動!! エドから求められてる!!! エドも無意識で自分のを扱いている。エドの"精"の匂いが辺りに充満してきた……。 あ……スノウもクロテンも膨張を繰り返して我慢の限界が近そうだ……。 いわゆる、『ギンギン』、……ですね……。 「早くッ! 僕の元に来てぇ……」 ―……シュッ!! エドのそんな上擦った甘い言葉に、俺の両側が鋭く縦に動き、コアが揺れた。 俺はその上に引っ張り上げられる謎の上昇気流に、"テンテンテン"と前に何度か前転をする羽目になった。眼が回る~! そして、止まった俺が眼にした光景はと言うと…… ―クッチュクッチュクッチュクッチュクッチュ!! 「あ、ああッ! そんな二人で僕のを舐めないで……! 同時にそんな……オシッコの穴、広がるよぉ……!」 「コポ! コポォゥ!! (エド、エドの美味しい! 最高!!)」 「コッポォ! コポォ!! コポポー! (やっばぁ! これはヤバイ!! 新鮮さが違う!)」 ―……くにゅ……にちゅぅ……ぐちゅぐちゅ…… 「そ、そっちの穴に……? や……やぁ……クロテンさんが入って…………? あぅ……! んっはぁ!? す、スノウさんは、こっちのオシッコの穴が……好きなの……? うんぅぅ~~!! ぅぅ!!!」 「コポ! コーポポゥ、コーポ? (スノウ! 俺が相撲の順位が上だから、エドの後ろは俺が味わうぜ?)」 「コプォ~! コポポッポ! (ぐぅう~……今回はクロテンに譲る! けどこっちは俺が味わうからな!)」 ―……ぺちゅぺちゅ……にちゅんちゅん…… 「んああぁ!? 二人でそんなトコ揉み、合ったら……そんな事したらッ……だ、だめ……でちゃ……あぁー……!!!?」 「コーポ! コポポー! コポー!(おい、スノウ、そんなに吸い付かないで俺にも少しエドの寄越せ……おお~! 美味い~!)」 「ポッ !コポ! コーポ!ポ!コポ……コポォウ!! (ちょっと! 俺の分取るなよ! 俺がエドのココを解したんだぞ! あ! でて……お、おいひぃ!!)」 ―……ビュ!ビュルルウルルゥッ!!! 「はぁ……はぁ……僕……の……美味しい……の? ん、はぁ……はぁ……そんなに吸い付いて絡み合って……はぁはぁ……」 「コポ! (美味い!)」 「コポコポ~! (ウマウマです~!)」 ―……ポカーン…………ハッ! ……お、俺の入る隙が全く無かった!!! しかも、眼前のそこですでに世界が完結していた!? 目の前にある会話と音声情報しか拾えなかったぜ……。俺が処理落ちとは……。 「「コップゥ……!! (もっと欲しい……エド……!!)」」 「!?」 「コポ!?(な、何だ!?)」 スノウとクロテンのコアが鈍く光ったと思ったら、二人の身体が周りの大気や魔力を使って何かを形成し始めた!? ……そうか!スライム特有の組み換えを起こしているのか……!何かに変身しようとしているんだな! でも、一体何に…… 「………………」 「………………」 「………………え? ……スノウさん? クロテンさん……? ……え? え? ええぇえぇ? え――――………………」 ……ああー、そういやこいつ等一応、透明ゼリー人間になれるんだったな……。第二形体だな、こりゃ。むしろ、完全体? しかもこいつ等こうなると見た目ガタイの良い裸族だからさぁ……。ああ、二人の雄っぱいが眩しい……。ちなみに見た目は俺よりある。 そのエドの様子を見ると、二人の既にいきり立っているペニスに言葉半分失ってんだよな、多分。 「………………」 「………………」 「……ぁ、あの、そのッ…………すごく……大きいです……!」 え、エド!? そんなトロンとした瞳だが、口元はやる気で満ちて頬を紅潮させた表情を作ってナニ言っちゃってんの……!? ―……あ~ああ~ぁ~……良し、後はお前らに任せた! 「コポコポポーポポ! (俺はこのままこの場から離れるけど、お前らはエドをちゃんとケアしてやれよな!)」 「コポ! (任せて!)」 「コッポォ~~! (了解キング!)」 そう言いながら離脱し、後方を振り返るとスノウとクロテンがエドを囲っていた。 見てたら、クロテンがエドを開脚させて後ろからアナルに触手を挿入をしていて、前ではスノウがエドのペニスを舐めていた。 そしてエドの口元にはスノウの触手が出し入れされて……って、もしかしてエドが触手を含んで動かしてる? そこから胸部へ視線を移せば、両方の乳首はクロテンの触手が纏わりついて捏ね繰り回している。 でも基本気持ち良いのか、エドはなされるがままにせがむ様な嬌声を口の端から時折漏らし続けているんだよなぁ……。 ……って、事情を知らなければただのモンスターに犯されている少年だぞ! お前ら全員の本気の愛は、他の奴らに愛とは映らない! せめてお家に帰って安全にゆっくりいたしなさい!! ―……でもまぁ……俺は今のうちに悪いが……またなっ!

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