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☆第27話

  約3時間後 ――    やっと警察での事情聴取から開放された倫太朗は、   柊二の秘書・矢吹の運転で柊二と共に後部座席に   座りマンションに向かっていた。   倫太朗の痛々しく真っ赤になった頬を、   柊二が優しく撫でる。   ピクンッと倫太朗の体が反応をして、   違う意味で頬が赤くなった。 「まだ痛むか?」 「ううん、も、かなり大丈夫」 「何にしても、迫田の件が片付いて良かった……」   柊二は倫太朗の肩にもたれて目を瞑る。 「今日は*時まで田中さんのオペだったんでしょ?  無理して来てくれなくても良かったのに……」 「迷惑、だったか?」   そう言う柊二の頭を倫太朗はそうっと   自分の膝に乗せた。   そして柊二が瞼を閉じた顔を見ながら髪を撫でる。 「ううん、そんなワケないじゃん。  すっごく嬉しかったよ」   そんな2人のラブラブな姿を矢吹は   バックミラー越しに見て微笑み、ほんの少し   車の速度を落とした。 ***  ***  *** 「―― あ……しゅうじぃ」   柊二はベッドの上で倫太朗のおでこや頬に   数多のキスを落とす。   ローブの肩をスルッと落とすと、   所どころ小さな内出血になっていて赤黒く   なっている。 「痛そうだ」   そう言って舌でその部分を舐めあげる。 「ンはっ……」   倫太朗はゾクンッとし身を捩った。 「こっちはどうかなぁ~」   そう言って思いっきりローブをはだけ、   一気にブリーフも下ろした。 「やっ。柊二」   片足を高く上げられ、   太腿の内側に柊二の舌が這う。 「倫太朗のすべてが丸見えだ」 「ん、もーう…… あ、ぁ……」   そう言って柊二から逃げようと背中を向ける   倫太朗の肩を押さえ、そこへも数多のキスを。 「んあっ」 「覚悟しろ、今夜は寝かせてやれそうにない」 「今夜は、じゃなくて、今夜もの間違いじゃん……」   柊二の大きくなったモノが倫太朗のお尻に   グリグリと当たっている。   (すごく大きくなってる……) 「あ……」 「あー? そうだったかぁ?」   倫太朗を仰向けにして唇にキス。 「あ ――  は……」   互いに舌を絡め合う。   柊二の手指が下に降り、   親指と中指でキュッと乳首を摘まんだ。   ピクンとなる倫太朗。   その先っちょを人差し指の爪で引っ掻くと   ビクンビクンっと電気が走った。 「あんっ やっ」 「もう、すっげー固くなってるぞ?」 「柊二が触るから……はぁっ。疲れてたハズじゃあ」 「倫太朗の膝でたーっぷり充電した」   柊二の唇が首筋から順に降りて来て、   固くなったその場所に触れる。 「ん……柊二」   チュッと吸いつきそのままさらに下の方へ ――   へそをクルクルと舌でなぞり、   下腹を通りヒクンヒクンと持ちあがる倫太朗の   ……を咥えこんだ。 「ンっ、柊二 ――」   手で扱きながら吸い上げる。 「だ ―― めっ。ああん」   手で隠そうとするのを阻止してさらに吸い上げた。 「イっちゃ……、あぁ……っ!」   柊二はイク寸前に口を離した。 「う……そ」   (イキたいのにぃ……)   柊二はそそり立つ倫太朗のモノには手を触れずに   後の……を舐めあげた。 「あぁっ」   舌に唾をたっぷりのせ、その場所をほぐしていく。   (イキたい)   倫太朗は自分の手をそこに伸ばした。   柊二にその手を払いのけられる。   ヒクンヒクンと脈をうち先端からは透明な液体を   滲ませている。   苦しそうな倫太朗の表情に柊二の指が   そこに呑み込まれていく。 「あはぁっ」   入口の壁を指の腹で擦りあげる柊二。 「あ ―― ふ……はぁ はぁ……」   倫太朗のいい場所を攻めるとトロトロと   その先端から白い体液が溢れだした。 「柊二。もうや……早く頂戴っ!」 「なにをだ?」 「い……いけず」   倫太朗が頬を赤らめると柊二は指を引き抜いた。   倫太朗の体を引きよせて足をグイッと折り曲げる。   そして倫太朗の顔を見つめながら蕾に固いモノを   押し付けた。 「欲しいのはこれか?」   倫太朗は赤くなりながら小さく頷いた。 「力、そのまま抜いてろよ……」   そう言ってグググッと入ってきた。 「んあっ」   倫太朗は散々じらされていたせいか、   入れられただけで射精してしまった。   恥ずかしさにギュウっと瞼を閉じた。   柊二はフッと笑ってそのまま倫太朗のナカを   突き上げる。 「や ―― あ……あああっ」   次の絶頂は直ぐにきた ――   しかもそれは、倫太朗自身初体験の   ドライオーガズム ―― 男性における射精を   伴わない性的興奮の絶頂(オーガズム)の事で。   断続的に締め上げる倫太朗のナカに耐え切れず   柊二も ―― 「う”……くしょ~う……もってかれた……」 「……しゅうじ?」 「ん?」 「……だーいすき」   (あぁ、オレのオンリーワンはお前だけだ、    倫太朗)   2人の熱い夜はまだまだ続く……。

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