184 / 358

第184話

それから一週間後…俺は退院できた。 本当は10日間程必要だったらしいのだが、経過が非常に順調だったのと、担当医曰く 「あのねぇ…言いにくいんだけど、お二人のラブラブにうちの看護師達がアテられちゃって、小さなトラブル…医療ミスとまではいかないけど、多発してるんですよ。 注意力散漫。妄想爆発。 この仕事って、出会いが少ないから…ね? 何かあってからでは遅いからね。 幸い、影山さんの経過がすごく良すぎるくらいで、もう後は自宅療養に切り替えてもらって… ということで、退院です!」 と、まあ…体良く追い出された という訳で。 捲れる俺と満面笑顔の希。 荷物を抱えてマンションまで帰ってきた。 久し振りの我が家はやっぱりいいな。 「はあーっ…やっと帰れた…もう、入院なんて嫌だ! 希、ごめんな。心配かけて。いろいろありがとう。」 「とにかく退院できてよかった。 お帰り、斗真。」 軽いキスのつもりが、だんだんと濃いものに変わっていく。 「んっ…希っ…待て、待てって…んむ…ふっ、んっ…希っ!」 思いっ切り、ぐいーーっと希の肩を押して、距離を取った。 「何で?退院したら腰立たないくらいに抱くって言っただろ?」 「だからって、帰ったなりに盛るなよ!」 「どれだけ俺が我慢したと思ってんの?」 「だーかーらー!待ってって言ってるじゃないか!」 ぷくっと膨れっ面の希は 「斗真のイケズ」 と不貞腐れて部屋の隅に丸まってしまった。
いいね
笑った
萌えた
切ない
エロい
尊い

ともだちとシェアしよう!