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第192話
希は背後から俺を抱きしめ、両方の乳首を摘むと、くにくにと弄りだした。
「んー?どうした?」
散々希に開発されてきたソコは、少しの刺激でも勃ち上がるようになり、コリコリに固くなっていた。
粒の先から全身に広がる快感に熱い吐息が漏れ落ちる。
希はその手をすっと下まで滑らせ、まだ少し色の付いた腹にそっと手を触れて
「思いっ切り…滅茶苦茶に抱きたいけれど…
やっぱりお前の身体が心配だ。
まだ、色が残ってる…
退院したら抱き潰そうと思ってたけれど、全治するまで待つよ。
だから、今日は…こうやって繋がって…お前を感じていたい。
やっと、やっと一つになれたんだな。」
「でも、希、それじゃあお前がイけない!
俺は、お前も気持ち良くしてやりたいんだよ。」
「斗真…俺、これだけでイきそうなんだけど。」
そう言った瞬間、体内の希の質量が増し、みっちりと肉壁を押し広げたのがわかった。
思わず「うっ」と呻いた俺は、心中「滅茶苦茶にされたい、でも、入院は嫌だ」という二つの感情に揺さぶられていたが、俺の中の希を感じ、頸や肩に唇を這わせる感触に身を委ねることにした。
「斗真…忘れちゃってごめんな…」
「…俺のせいで、ごめん。でも、もう一度俺に恋してくれて、思い出してくれてありがとう。
指輪、ありがとう。」
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