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第195話
うにうにと、肉筒が蠢き始めた…気がした。
「「んっ!?」」
二人同時に叫んでいた。
何?コレ?
何か…気持ち、イイ!
「…斗真…お前ん中、どうした?
コレ、急にヤバいくらいにうねってきたぞ…
うわっ…くっ…すっげぇ吸い付いてきて…堪んねぇ!」
希が興奮気味に叫んでいる。
挿入した後じっとして…話をしていただけなのに。
「あっ…何?どうして?なんかもう…すごい…
希…俺、何か変だよ…」
「…すげぇ…動いてないのに、きゅうきゅうキスするみたいに俺のを愛撫してる…
斗真、こんなに俺のこと愛してくれてんのか?
くそっ、持ってかれる!
このまま、イきそう…ヤバいっ…動きたいけど動いたらお前を壊しそうだし…あー、どうしよう…
あっ、もう…あっ!!!」
短く感極まった声を上げた希は身体を震わせ、俺の中に熱い液体を流し込んだ。
腹の奥が、じわりと温かくなる。
俺もまた、びゅるりと白濁の液体を吐き出していた。
初めての感覚に、しばらく二人とも動けなかった。
一体何だ?
ピストンしてないのに、イってしまうなんて…
「…イっちゃったな…」
「うん、イっちゃった…」
「…すっげぇ気持ち良かったんだけど。」
「うん、気持ち良すぎた…」
希の問い掛けに鸚鵡返しで答えると
「何だか訳わかんねーけど、斗真、お前サイコーだな!
…全部搾り取られた…」
とキスされ、名残惜しそうに、萎えた希自身をずるりと引き出した。
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