196 / 1000

第196話

俺が断るのも聞いてくれずに 「じっとしてろよ。」 と後始末まできっちりとしてくれた。 おまけにワザと前立腺の近くを弄って掻き出すから、身体が跳ねてしまう。 反応してるのがモロバレで、恥ずかし過ぎて倒れそうだ。 俺を抱きしめ頭を撫でながら 「こんなの初めてだった…挿れて時間が経つと蠕動運動が始まるのか? 小さなお前にアソコをキスされ続けてるみたいでさ…ものすごいうねり方するし、中はきゅうっと締まるし…メッチャ気持ち良かったんだぜ。 俺達、まだ知らないヤり方がたくさんあるんだな。」 「未知の扉を開けてしまったのか… なぁ、いろいろ試してもいいけど、俺は痛いのは絶対に嫌だからな。」 「わかってるって。 これからずっと一緒なんだ。 あれやこれや…試してみようぜ!」 目をキラキラさせて期待感満載の希に若干引きつつも、そんな希を『かわいい』と思っている俺も大概だ。 少々変態でも我慢してやるか。 ふと、希が真顔になって 「…痛くないか?大丈夫か?」 と聞いてくるから可笑しくなって 「散々やらかしといて、それはないだろう? 大丈夫だから。」 「ん、ごめん。 俺は、お前が好きで好きで好きで…堪らないから。」 そう言いながら、殴られたところをすりすりと撫でてくる。 その手が心地よくて、うっとりと目を閉じてされるがままになっていた。

ともだちにシェアしよう!