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第296話
「斗真、すっげぇかわいい…お前、最高の嫁だよ…
何があっても離さないし、離れないから…」
「ばかっ!離れたら付き纏って呪ってやる!
俺だけ…俺だけを愛するって言えよっ!」
「くくっ…おっそろしいなぁ…でも、付き纏われるのはいいかもな。
…お前しかいない。斗真、お前だけを愛してる…」
待ち望んだキス、キス、キス。
顔中に降ってくるキス。
この体勢はちょっと辛いけど、胸がじんわりと温かくて、きゅうっと切なくて…このままずっとこうしていたい。
ぷっくりと尖り切った乳首をぐにぐにと摘まみ上げられ、そこから湧き上がる痛みや羞恥よりも快感に打ち震えている。
俺自身はさっきからすごい量の愛液でぬめぬめと光っており、粘つく下生えが希のものと擦れ合って、それがまた堪らなくて、揺れる腰を押さえることができなくなっていた。
「斗真…色っぽいなぁ…組み敷いて、思いっきり啼かせたいよ。
明日、声出なくなったらごめんな。」
そう言うと、希の動きが激しくなってきた。
固くなったソレは、もう、限界なのかもしれない。
内臓まで引き摺り出されそうな激しい抽挿にぽろぽろと泣きながらも、それと相反する、全身を走り抜ける凄まじい快感に酔いしれ、俺はただ、嬌声を上げ、希の動きに合わせて腰を振っていた。
「ああっ、あっ、希…あ…ああっ…希っ」
どんな時もお前の側で、どんな感情でも丸ごと受け止めてやる。
息が止まるような激しいセックスも、労わりあうようにただ肌を寄せ合うだけの日も、いつでもお前を…
何度も何度も腰を打ち付けられ抉られ、俺ももう限界を超えていたと思う。
止めどなくぴゅくぴゅくと先端から迸る白濁の液は、俺達の腹や胸だけでなく、希の頬にまで飛び散っていた。
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