345 / 1000

第345話

「のっ、希っ!?」 希が蹲り、下着の上から すんすんと犬のように匂いを嗅ぎながら、すっかり育った俺自身を はむはむと食んでいる。 そして両手で、剥き出しになった双丘を撫でまくっていた。 「おい、希っ!ちょっ、ちょっと…恥ずかしいって…待てって!」 これは…これは真っ裸よりも恥ずかしい。 (じか)にされても恥ずかしいが、はだけたバスローブとパンイチの俺の格好は、チラ見せ効果でかなりヤバい。 希は俺の動揺を物ともせず、ちろん と目だけ動かして無言で続けている。 「希っ!希ってば!」 ぐいぐい頭を押しのけると、やっとのことで、嫌々顔を上げて 「斗真、痛いよ… こんなかわいいことされたら理性なんて吹っ飛んじまうって。 純白レースのTバックなんて…これ、どうしたんだ?」 はあっとため息をついた俺は 「…遥さんからのプレゼント。 個人的に“花嫁さん”にあげてるんだって。 “ダンナ様”が喜ぶからって… 嫌だろ?脱ぐからそこどいて。」 希がずいっと顔を寄せてきた。 「嫌なわけないじゃん!大好物の大歓迎だよ! あぁ…俺の斗真が、俺のために、新婚初夜にこんなセクシーな勝負下着を着けてくれてるんだぜ? 興奮しない訳ないじゃないかっ! お前…マジで今夜は絶対寝かさないから…」 ぶっちゅーーっ と唇に吸い付いた希は、嬉々として再び俺の股間に移動すると、意気揚々と下着の上から愛撫を再開した。 もうその頃には、その中は俺の先走りでぐちゃぐちゃになっていて… 白い下着はじんわりとシミを作っていた。 心なしか青臭い匂いが漏れてきているような気がする。 希は俺の弱いところをピンポイントで撫でて、時々きゅうっと掴んで、責めてくる。

ともだちにシェアしよう!