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あれからずっと好きだった 第398話 | 相川雨音の小説 - BL小説・漫画投稿サイトfujossy[フジョッシー]
目次
あれからずっと好きだった
第398話
作者:
相川雨音
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第398話
滑
(
ぬめ
)
る部分が更なる熱を呼び、焦れる。 希と繋がるその部分は、猛る彼自身を擦り付けられての愛撫を思い出し、ヒクつき始めていた。 俺自身は とぷとぷと愛液を垂らし、根元から下生えまでぐっしょりと濡らしていた。 膨らみもなく 柔らかくもない こんな身体でもいいのか? 何度も希に問いかけては、その度に口を塞がれる。 お前がいい 平べったい胸も 俺と同じ楔も そんな身体がいいんだ 身体中撫で摩られると、そこからぴりぴり甘い熱が皮膚の上を 身体の中を走っていく。 どさくさに紛れて切っ先を充てがわれて、ぷちゅぷちゅと音を立てながら 入っていく高熱の塊を嬉々として受け入れる。 希は腰をゆっくりと前後に揺らしながら、少しずつ埋め込んでいく。 俺を気遣いながらも、あまり余裕のなさそうな希に 「遠慮すんなよ…俺はそんなヤワじゃないよ。 お前が当たってるとこ、気持ちイイんだよ… 入り口だけじゃなくて、もっと中に来てくれよ…」 「煽んな、バカ。 これでも最大級に我慢してんのに。 俺が本気出したら、いくらお前でも潰れるぞ。 大事に…大切に抱かせろ…」 「希…」 泣きそうになった。 いや、視界がボヤけてるから、絶対に泣いてる。 希は俺の涙に気付いて、それを拭ってくれた。 「…斗真…泣くなよ… 最高に気持ちよくしてやるからな。」 「嫌だ。」 「…えっ!?」 「い・や・だ!」 「…斗真?…何で?」 「…お前も気持ちよくならなきゃ嫌だ。」 希の顔が崩れた。 と同時に、ぐぐっと中に押し込まれて来たのがわかる。 半端ない圧迫感は、それだけで幸せな気分をもたらしてくれる。
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相川雨音
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