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第408話

「凛、ケーキとパフェどっちだ? 智は?」 「りん、きょうは ぱふぇ!」 「俺は…オススメのコーヒーとケーキ!」 「斗真、何にする?」 「うーん…パフェもケーキも捨てがたい…」 「どっちも頼んで半分こしようか?」 「希…へへへっ。」 「じゃあ、俺達もオススメのコーヒー二つと、ケーキとパフェを一つずつ。」 「よし、決まりだな。 すみませーん!オーダーお願いしまーす!」 しょうさんが纏めてオーダーを通してくれて、わくわくしながら待っている。 「すごくいい感じの所ですね。全然知らなかった…」 「でしょ?大人が落ち着ける所ってなかなかなくって。 寛げるしコーヒーは美味しいし。」 「俺達も時々利用してもいいですかね?」 「もちろん!…とうま君、毎日日替わりでケーキが違うよ。 ほら、メニューどうぞ!」 あ…さとしさんに甘党がバレてる。 「うわぁ、美味しそう…」 定番のショートケーキにシフォンケーキ、モンブランにチーズケーキ… 「こいつ、甘い物大好きなんですよ。」 「おもちかえりもできるんだよ!」 「おおっ!希、お持ち帰りしよう!な、な?」 「はいはい。」 あはははっ と賑やかに笑い声が起こったところで、希が 「あの…“しょうさん”と“さとしさん”のお名前、どんな漢字を書くんですか? 俺は“希望の希”で“のぞみ”、斗真は“北斗七星の斗”に“真実の真”で“とうま”なんです。」 「俺は“天翔(あまかけ)る”の“翔る”一文字で“しょう”、智は“叡智”の“智”一文字で“さとし”ですよ。」 「りんはねぇ、りんは…」 「“凛々しい”だろ?名前の通りだもんな。」 あははっ それからお互いの職業や住まいの話で盛り上がった。

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