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第459話

それどころかお腹の奥がきゅんきゅんと疼いて、後孔はひくひくと弄られるのを待っている。 ダメだ。ダメだって。 まだ治ってないんだぞ? これでガンガン突かれてみろ、腰砕けて動けなくなるぞ? それは絶対に避けたい。 考えている間にも、希の巧みな口淫は続いている。 「くうっ」 我慢しても我慢しても、溢れる吐息。 気持ち良すぎるんだって。 いつも思うけど、一体どこでマスターしたんだよ。 ちりっと胸に巣くったジェラシーが、俺の両手を動かした。 壁からそっと両手を外して希の頭を掴んだ。 数回、頭を撫でてやってから…ぐっと腰を突き入れた。 かはっ 希は、いきなり喉奥に入った俺自身にむせた。 口から外すと、喉を押さえながらケホケホと咳き込んでいる。 「ヤバっ…ごめん、希。大丈夫か?」 自分でやっておいて、オロオロしながら尋ねると 「けほっ…こほっ…何すんだよー。 いきなりじゃん!斗真のイケズ!」 まだケホケホ言いながら、上目遣いで俺を睨んだ。 涙目のその顔は卑怯だ! 必殺技を繰り出すな! 俺の理性が壊れる! ふいっとあらぬ方向を向いて 「ごめん…つい…」 「…何に嫉妬したんだ?」 …鋭い…やっぱ、こいつはエスパーだ。 「あんまりフェラが上手すぎて…一体どこでマスターしたのかと…それで、つい…ごめん…」 希は、はあっ…とため息をつくと 「それはお互い様の話だろ? 俺だって、斗真のこんなエロい姿見たら、一体どこのどいつが、俺の斗真のこんな色っぽい姿を堪能してたのかって、考えただけでも気が狂いそうになるんだぞ! それは…もう、忘れようよ。過去のことで、もう関係ないことだから。 でもさ…思い出してはこうやって嫉妬することもあると思う。 俺は斗真と歩んでいく今からのことの方が大事だから。 斗真、俺だけを見てよ。 お前を愛してる、俺だけを見てよ。」

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