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第478話
さてさてこちらでも密談をする獣達が…
「…でさ、俺としては、毎日抱きたい訳よ。
あんなかわいい生き物が側にいるんだぜ?
我慢できるわけないじゃん!
それなのに『平日は身体がもたないから』って、金曜日しかお許しがないんだよ…
なぁ、どう思う、希?」
「それは気の毒だな。うん、わかるよ。
でもさ、俺達も平日にする時は、なるべく軽めに…“軽めに”って言い方、変だよな…
翌日のこと考えちゃうんだよ。
俺はいいよ?入れる方だから。
腰がちょっと…って時もあるけど、斗真みたいに寝込んだりはしない。
それだけ、受ける側には負担なんだよ。
無理な体勢で、本来なら受け入れる部分ではない場所へ突っ込むんだから。
そんなこと考えると、毎日はかわいそうだな…
俺だって溜まるし、正直言って、毎日愛し合いたいよ、そりゃあ。
やっぱり週末に楽しむって感じかな。
その反動が出て、抱き潰すことが多いけど。
実は昨日まで、斗真の腰ヤバかったんだよ。」
「あぁ…受ける方は負担が大きいからな。
それはわかるんだ、わかってるんだよ。
だから腰に負担を掛けないようにって、気を付けるんだけど、もう夢中になったらそんなことどっかへ飛んでいってるから、結局は意識飛ばすまでヤっちゃうんだよ…
俺の性欲、異常?」
「いや、至って普通。
だって、真剣に心から愛してるヤツと交わるんだぜ?
そんなの、当たり前じゃん!
…なんか俺、そんなことばっかり考えてる…
なぁ、翔…俺、異常?」
「いや、普通。」
「…翔…」
「…希…」
がしっ と力強くハグをして、背中を叩き合う二人…
「…そうそう、後でさ、二人でこれで楽しんでよ。」
「さっきのプレゼント?
何だろう…楽しみ!空けていい?」
「いいよー!」
「……………おおっ♡
希…ナイス セレクト!グッジョブ!」
またまたハグをし合う二人…
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