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第519話
希は、俺の白い液体を掬い取ると後孔に塗り付け、ぬぷぬぷと指を出し入れし始めた。
突然の愛撫に、びくりと跳ねた身体を押さえつけられ、戸惑いながらも、その気持ち良さに溺れていく。
その行為の間も、希は耳元で
『斗真、かわいい』
『愛してるよ』
『もっと俺をほしがって』
などと甘い言葉で俺を追い込んでくる。
愛され慣れたソコは、すぐに侵入者を受け入れ、一本、二本、と難なく咥え込むと、三番目が入る頃には襞が絡みつき、中が蠢き出していた。
希は、指をそっと引き抜くと、ローションで濡らした楔を後孔に当て、二、三度擦り付けると、ずぷずぷと遠慮もなく突っ込んできた。
俺も拒否することなく、万全の状態で希を受け入れ、根元までずっぽりと受け入れた。
「…入ったな…斗真、しばらくこのままだよ。
お預けだけど…我慢してね。
この後、もっと気持ち良くなるからね。
俺も一緒に、お前と感じたい…」
希の火傷しそうに脈打つ熱い塊が、体内に埋められ、頭がおかしくなりそうだ。
俺の中は、すっかり希の形に変えられて、希じゃないとイけない身体になっていた。
「斗真…気持ちイイよ…中、動き始めてる…」
無数の襞達が、希の楔に一斉にキスをし始めた。
うっ…と呻いた希が、笑いながら俺にキスをする。
「斗真、お前、口も中もキス魔だったんだな。
すっげぇいい…イきたいけど、まだイきたくない。
お前の中、サイコーにイイよ…」
見つめられて胸がきゅううっと締まり、真っ赤になった俺に、上半身の唇が届く所へ、何度もキスをしてくる。
キス魔はお前じゃないか!!!
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