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第547話

俺の唇に はむはむと甘噛みをしながら、拗ねた口調で 「こんなになった俺のココはどうしてくれるんだよ… 斗真の中に入りたがってるのにっ!! さっき『愛させて』って言ったじゃんか…」 確かに…希のソコはガッチガチに固くなって自己主張しまくっていた。 …ったく…言い出したら聞かないから… そうですよね、さっき“そう”仰ってましたよね!? でも…あっちの部屋に俊兄と亜美さんいるんだぜ? 俺の声、結構通るから…喘いだら啼く声なんて丸聞こえだよ? そんな… そんな小っ恥ずかしいこと、やっぱりヤダよ。 仕方ない…抜いてやるか… 「希、そこ、座って。」 ぶん捲れの希をベッドの端に座らせて、ゆっくりと起き上がり、両足を割ってその足の間に跪いた。 今から俺がしようとすることに気付いた、ワクワク感満載の希の視線を感じながら、希のズボンのウエストに手を掛けると、少し腰を浮かせて脱がせるのに協力してくれる。 途端に、ぴょこんと大きく育った立派なモノが飛び出してきた。 ぴくぴくと震えるそれは、蒸れた雄の匂いを放ち、俺は思わず ごくりと唾を飲み込んだ。 その先にそっと触れると、びくんと腹にくっ付いた。 あぁ…今日も『元気な希クン』だ。 なぁ何度も言うけど、俺…俺、男なんだけど。 お前のコレと同じモノ付いてるんだけど。 こんなに興奮するほど、俺に惚れてるのか? 本当に…俺でいいのか? 撫でていると指先が濡れてきて、ぬにゅ ぬちゅ という粘着質な音が聞こえてきた。 希が感じてる。 うれしくて、両手で優しく握ってやる。 熱い。筋が立って脈打っている。 握り込んだ手の平に、先走りの透明な液体が染みていった。

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