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第759話

「希!?何…あっ!」 俺は下着越しに斗真自身を舐め始めた。 斗真は身を捩り、俺の頭をやんわりと退かそうとするが、その力は完全な拒絶ではない。 舐めながら、指をTバックの縦のラインに這わせ後孔を弄ると、斗真は身をくねらせて甘い声を上げる。 「希…それ、変になるから…止めてくれ。」 「俺の前だけでだろ? 気持ち良くしてやるから…俺も、変になって気持ち良くなってるから…」 唾液と先走りで更に濡れそぼった斗真の切っ先をチロチロと舐めてやった。 ふるふると震え、窮屈そうに閉じ込められていた斗真自身を解放してやろうと、ゴムに指を引っ掛け下に下ろすと、元気よく飛び出してきた。 「んっ」 ぱちんと俺の頬を打った斗真自身は、筋が浮き ぴくぴくと動いていた。 こんなになって…かわいい奴。背中にぞくりと快感が走る。 そっと両手を添えて頬擦りする。 雄の匂いが鼻先に纏い付く。 「堪んねぇ…」 根元から先端まで、横滑りに舌を這わせていく。 「んっ…希…くっ…」 ほら、気持ち良いだろ? こんなこと、俺しかできないんだぜ? もっと、もっと良くしてやる。 「…っく…希、俺、俺ばっかり…俺も、俺もお前を…」 途切れ途切れに、斗真のいじらしい哀願が聞こえた。 「今日は黙って俺に愛されてろ。」 そう言って、しゃぶる速度を早めていった。 頭上から、斗真の喘ぎ声が聞こえる。 その声に煽られて、小さな布を右足だけ脱がせ左の足首に引っ掛けた。 何とも淫猥な絵面(えづら)だ。 健気にぱくぱくと開閉する蕾が目の前に現れ、あまりの色っぽさに背中に甘い痺れが走る。 人差し指を唾液で湿らせ、つぷりと差し込むと 「あっ」 という声と同時に、きゅうっ と締められた。

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