834 / 1000

第834話

「希、お前もかわいいよ。」 余裕をかまして、ふっ、と笑うと、突然腰を掴まれ位置をずらされた。 「ふえっ!?」 勢いを取り戻した希の切っ先が、俺の後孔に当てられ合わさっていた。 くちゅ、くちゅ、くちゅ 「あっ、あっ、あっ、入って、くる」 先程から疼いていた後孔は、少しの刺激でその口を開いていく。 そこへ楔が、遠慮なく襞を掻き分けて押し入り突き刺さっていく。 ロクに愛撫も受けていないのに、自重と刺激でどんどん飲み込んでいくのだ。 「あっ、ちょっと、待ってっ、希っ」 「今更待てるかっ。」 下から突き上げられ、益々俺の中深くに打ち込まれていく楔に、ぶるっと身体が震えた。 「ほら…上手に飲み込んだ…」 下生えの感触がして、希のものをすっかり埋め込まれたのを感じた。 じわじわと中が蠢き出したのに堪らず腰を揺らしてしまう。 「斗真、好きに動いてごらん。」 「えっ、嫌だ。」 「いいから、ほら。」 下からずんっ、と突き上げられ、イイトコロを掠めた。 「ひうっ」 希がぐるりと腰を回転させると角度が変わって、潰される襞の辺りから電流を流されているかのように、甘い痺れが走ってくる。 もっと、もっと、もっと 快楽に後押しされ少しずつ腰を前後左右に動かすと、希がうれしそうに声を上げた。 「斗真、それ、イイ!気持ちイイっ!」 俺はうれしくなって、希をもっと気持ち良くさせようと腰を振り始めた。 知らぬ間に、希への奉仕は何処へやら、自ら前立腺に当たるように角度を調整してバウンドしていた。 希の両手は俺の胸の粒を弄っている。 さっき愛撫を受けた赤い突起はぷっくりと腫れ、痛気持ちイイ感覚を生み出していた。

ともだちにシェアしよう!