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第983話

俺の腕の中の斗真が吹き出した。 「ぶふっ…なーんか、熟年夫婦の会話みたいだ… でもまぁ、お互いに気を付けて…長生きしような。」 言葉の最後にふにゃりと笑う斗真がかわいくて愛おしくて、顔中にキスすると身体をくねらせて暴れている。 「擽ったーーい!止めろぉ!」 「やだぁー。止めてやんなーい!」 そのうち唇まで辿り着くと、どちらからともなく深いキスが始まった。 一旦火がついた身体は止めようがないほどに斗真を欲している。 きっと、斗真も同じはずだ。 密着する下半身は張り詰めてゴリゴリに固くなっているから。 「…んっ…のぞ、み…ん…」 喘ぎながらも俺の名を呼んでいる斗真。 左手で顎を掴み上向かせると、少し潤んだ斗真の瞳と打つかった。 その視線を逸らさず右手でシャツの裾を弄る。 上へ上へと皮膚に沿って這わした指は、すぐにツンと突き出した突起に辿り着いた。 それをそっと摘み、くりっと捻ると斗真は甘い声を上げた。 「んんっ」 もう、限界。 「…ベッドに…行こう…」 もう一度軽いキスをすると、斗真の手を引っ張って寝室へ連れて行った。 薄闇の中、手探りで服を脱がせ合う。 我慢できない 触りたい キスしたい 舐めたい 俺で斗真を満たしたい 次々と生まれる欲望に急かされるように、斗真をベッドに押し倒した。 はぁはぁと息を荒げる俺の両頬を斗真がそっと包み込んだ。 「希…何があっても俺は逃げないよ。 だから、今夜はゆっくり愛し合おうぜ。」 穏やかな声に、理性が戻ってくる。 「…そうだな、先走ってごめん…愛してるよ、斗真。」 覆い被さるように抱きしめる。 二人の屹立した物が絡み合う。熱い。 俺を宥めるように背中をゆっくりと撫でてくれる斗真の手の平が優しくて。

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