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第28話

何て言い方。これがあの希なのか? 戸惑う俺を見据えたまま、希が腰に巻いたバスタオルを放り投げた。 見事な裸体…着痩せするのだろうか、細身なのにがっしりと筋肉が付き、腹は綺麗に6つに割れていた。 俺は居たたまれなくて視線を逸らすと、顎を掴まれ真正面から覗き込まれた。 「いいか、お前は俺のオモチャだ。 俺が呼べば都合を合わせろ。いつでも、どこにいても。 その代わり…サイコーに気持ち良くしてやるよ。」 噛まれるように濃厚なキスをされ、頭のネジが緩んでいく。 最早抵抗する気もなく、されるがままに唇を奪われ、口元から飲み込めない唾液が流れ落ちていく。 その間に希の両手は俺の胸の粒を弄り、少し摘まれただけで見る間に固くしこり、そこからじわじわとむず痒いような、甘く腰にくる電気のようなものが走り始めていた。 突然ぬめっとした感触に視線を下ろすと、希が胸の粒にしゃぶりついているのが見えた。 ワザと俺に見せつけるように舌先を尖らせ、ぺろぺろと舐めあげていた。 ぷっくりと赤く腫れあがった粒は、俺の身体ではないようで、そこから湧き上がってくる快感に身を震わせて耐えながら、不思議な絵面(えづら)を両手で口を塞いでただ見つめているだけだった。 「気持ちいいんだろ?声出せよ。 ココからこんなにいやらしい汁を垂らしやがって。」 愕然とした。 乳首を舐められただけで、俺自身は固く形を変え、先端から透明な汁を滴らせていたのだ。

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