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第30話
「まさか…こっち初めてか?
ふっ、そうか…調教のしがいがある…楽しみだな。」
悪魔なような微笑みを浮かべて希が呟いた。
俺は、絶え間なく襲ってくる痛みと快感とにごちゃ混ぜになりながら、涙を堪えてただ震えることしかできなかった。
「感じてるじゃないか、腰、揺れてるぜ?感度もいい…気持ちイイだろ?ほら、もう二本咥え込んでる。
…もうすぐ三本入りそうだ。
こんなになって、結構淫乱だな、斗真。」
淫乱?俺が?
思わずキッと睨み付けると
「へぇ…そんな余裕があるんだ…じゃあ、遠慮しないよ。」
言うなり指を引き抜き、猛った剛直の楔を俺の蕾に当てると、一気に捻じ入れてきた。
「うわぁーーーっ」
パチパチと目の前に白い火花が散っている。
体験したことのない異物感に身体中が総毛立った。
無情にも希はそのままグイグイ中に分け入ってくる。
痛い…痛い、止めてくれ…
喉がひゅうひゅう鳴るだけで声を出そうにも声が出ない。
コツン
「んぁっ?」
「ココだな…」
さっきの弱いところを見つけられ、滑る切っ先で突かれ始めた。
「ぅあっ…いやだっ…あっ、止め…止めてくれっ」
「『止めてくれ』だと?
お前、こんなにおっ勃てて、ぬるぬるに濡らして何言ってるんだ?」
動きを止めた希に俺自身を掴まれ下を見ると、恐ろしく勃起した俺自身が切っ先からトロトロと液を流して、希の手を汚していた。
「だから言ってるんじゃん。
お前は淫乱だって。」
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