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第76話

えっ?何?何でこんな格好に?? 希の荒い息が背中を滑り、押し開かれた尻たぶの割れ目に近付いた。 「ひゃぁっっ」 窄まりをぺろりと舐められて仰け反った。 「やめろっ!!そんなところ…いやだっ!!!」 希は暴れる俺の下半身をがっしりと押さえつけ、ぴちゃぴちゃと音を立ててはぬるりと舌先を穴に侵入させてくる。 「あ…っ…やめっ…ああっ…いや…」 薄皮を一枚ずつ剥ぐように、ひと舐めされる毎に理性が剥がれ落ち、腰が揺れ始めた。 いつの間にか入れられた指が増え、的確に俺の感じる部分を突き、擦り上げ、引っ掻き… 次第に俺の先端から透明な液体がとろりと垂れ落ちて、シーツにシミを作っている。 「あぁ…斗真…好きだ、好きだ…愛してる…」 呪文のように繰り返し紡がれる愛の言葉。 それだけで感じてしまい、甘く切なげな声が口から溢れていく。 「…はぁっ…希っ…希…希っ…ああっ…」 希を求める俺の声が響く。 もっと、もっと…と希を誘い、色気が身体から匂い立つ。 指で散々嬲られて解された俺の後孔が、希の楔をヒクついて待っていた。

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