「斗真…好きだ…愛してる…俺から離れないでくれ…」 キスの合間に何度も愛の告白を浴びせ、斗真を抱きしめる。 「希…希っ…んっ、んんっ…のぞ…みっ…」 くちゃくちゃと舌を絡め合い、どちらのものかわからぬ唾液を飲み干して、貪り合う。 これじゃあ、明日は唇が腫れるな。 そんなことをぼんやりと考えながらも、喘ぐ吐息は熱く、身体の中心が凝り固まっていくのを感じていた。 もう我慢できない。 スラックスと一緒に下着と靴下を脱ぎ捨てると、痛いくらいに勃ち上がったものが、ぶるんと出てきた。 たらりと糸を引いたそれはグロテスクで禍々しい。 当然のように斗真のものも引っ剥がして素ッ裸にし視姦するように眺めた後、濡れて揺れる肉棒にしゃぶりついた。 「あぁぁっ…希っ、待って！あっ、あーっ」 斗真の実家で一度吐き出したままのそこは、乾いて少しごわつきオス臭い匂いがしていた。 俺はそんな匂いにすら欲情している。 青筋を立てて反り上がる斗真の裏筋に舌を沿わせ、かぷりと亀頭を口に含んでから括れにぐりぐりと唇を押し付ける。 青苦い汁が口の中に広がってきた。 その苦味さえもが愛おしい。 口の中で、ぴくぴくと動く生き物のような屹立がかわいくて、舌先で目一杯愛撫してやると、口元を押さえた斗真のくぐもった声が聞こえてきた。 一度出さないと限界だ… 俺は口を自由にすると、二人のものを合わせて扱き始めた。