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第116話
「俺がどれだけお前のこと思ってて、どれだけ愛してて…どれだけ欲しいと思ってるのか、わからせてやるよ…
今夜はお前が望むように…ゆっくり優しく抱いてやる。」
俺は斗真の髪の毛を撫で、想いを込めて口付けた。
俺の想い…斗真に届くか…?
ぎゅうっ
斗真が俺にしがみついてきた。
「希…希っ…どうしよう、『好き』が止まらねぇよぉ…
何でっ、何でこんなに…」
「斗真…お前、泣くなよ…わかってるから…
すっかりかわいくなっちゃって…あー、もうホントに。」
俺に抱きついたままぽろぽろと涙を零す斗真をイイコイイコと撫でまくり、身体も撫でさすっていく。
頬を流れる涙を唇で掬い取り、溢れる想いを抑えきれずただ泣き続ける斗真を抱きしめた。
俺も…そう、俺も…
斗真を想う気持ちが溢れ出して止まらない。
気持ちだけでなく、身体は正直に反応して、隆々と勃起していた。
「斗真…一つになるぞ。」
耳元で優しく声を掛け、柔らかく解れた蕾に切っ先を押し当てた。
入口をノックするように二、三回あてがい、我慢しきれず一気に押し込んでいった。
俺を待ちかねたように中に引き込まれる。
「ああぁっ…入って…くるっ」
譫言のように斗真が甘い声を上げる。
ぐっぐっ っと奥まで遠慮なく押し入れると、しばらくじっと斗真を感じていた。
柔らかく弾力のある肉筒は蠢き始め、俺を愛おしげに包み込んでいく。
「斗真…愛している…」
見る間に斗真の両目から新たな涙が零れ落ちた。
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