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恵果 17

なんという事か…今までの朝陽さんでは有り得ないほどの慟哭に似た叫びに身体が震える。 それ程までに私を、こんな私を想うと言うのか。 「朝、陽さん...貴方...」 この言葉の後に続ける言葉、私を好きなのか、そんな事を確認してどうすると言うのか。 彼は...総代の子息なのだ。

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