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恵果 39
私は、何も纏わぬ姿で目の前の朝陽さんを導く様に手を取り私の体に乗せる。
「はっ...少し冷たいですね」
熱に浮かされた体の方が熱いのは、私が見境無しに男を受け容れて来た代償なのか...それでも、私を愛してくれるのか。
「朝陽さん...好きに触れて下さい」
あぁ、何とか声を絞ったが震える声が情けなかった。
それを嘲笑うように外には雪が舞っていた。
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