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恵果 49
腹の上の滑りをぬぐい去られて尚、私の中に存在感を強める。
倦怠感はまだ抜けなく、ノロノロと体を起こせば、腕を引かれて朝陽さんが座った上に繋がったまま体を引き上げられた。
「ふっ、あぁ...深い、んんっ...」
私の体重が乗ったお陰で、深く刺さり込んでくる熱。
その場所がグチュと粘着質の高い音を奏でた。
私が朝陽さんの肩に手を置き、向かい合って抱き合えば前に噛まれた歯形を舐められる。
「ん、っ...朝陽さん、気持ちいいですか?」
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