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第6話

ここはどこ? 目が覚めると僕はベッドに寝ていたのだ。 夢を見ていたの? 「起きたか?」 「僕はどうしたの?」 「お前に用事あったから放課後は図書室で本読んでるだろ?探しに行ったら・・・・・その・・・何があったんだよ。」 夢じゃなかった。 僕は親友に恥ずかしい姿を見られたの? 口籠もり顔を赤くして宙を見る目はそれを語っている。 「それは・・・。」 「襲われたとかじゃないよな?」 「ちがっ!同意でだよ。」 親友に男の人とそういう事をしたと伝えているようなもんだけれどあの状態で見つけられたら言い逃れはできない。 僕は正直に話をした。 そしたら親友は先輩が僕を好きなのかと聞いてきたけれど答えれなかった。 だって僕は好きだと言われていないし付き合おうとも言われてない。 ただ、可愛いと言われてキスをされてその気になっただけなのかもしれないけれど信じたい先輩も僕を好きだと信じたいんだ。 親友は何も言わなかった。 男の人とヤって親友は僕を気持ち悪いとか思ったり軽蔑したかな? 「僕の事・・・気持ち悪くないの?」 「はっ?お前はお前だ。誰を好きになろうが俺とお前の友情には変わりないだろ?」 「うん・・・ありがとう。」 親友はニカって笑って僕の前髪をぐしゃぐしゃとした後に優しく撫でてくれた。 身長も高くて先輩には負けるけれど容姿も悪くはないし誰にでも優しくて凄く人気がある。 僕の大切な親友。

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