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第7話

あの日の出来事を親友は何も聞かないでいてくれた。 だから先輩の事を言わないでずっと今日まで先輩と肌を合わせていた。 僕ともヤっていたし他の子達とも先輩はヤっていて僕とは本気で他は遊びなんだと自分に言い聞かせた。 だって他の子達としないでと言えばあの日図書室で会ったあの人みたいに言われてしまうかもしれない。 体だけだと言われるのが怖かったんだ。 先輩が卒業する今日この日にずっと聞きたかった事を勇気を出して聞く事にした。 僕と先輩がいつも会っていた図書室に卒業式が終わってから会いたいと呼び出したけれど来てくれるだろうか? きっと色んな人から呼び出されたりしているから僕の所には来てくれないかもしれない。 分かっているんだ。 先輩になんて聞かなくても僕の事は遊びだったと・・・でもどうしても先輩の口から聞きたい。 そうじゃないと僕は・・・・・ずっと期待してしまう。 涙が一粒頬を伝って机の上に落ちた。 諦めようとする心と先輩が僕を好きでいてくれると信じている心がぶつかり合い胸が張り裂けそうに苦しくなる。 先輩・・・好きです。

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