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ツンデレラ④

 大胆にスカートがたくし上げられ、露わになった下肢。肌蹴た肩には幾度となく付けられた赤い所有跡が、これでもかと散らばる。  そして今日もそれは増えてゆく。気温が上がって薄着になっていく季節なのに、リカちゃんにとっては、そんなことは関係ないらしい。 「あ……やだ、そこはっ」 「相変わらず敏感な身体。これだけで震えてたら、王子様に淫乱だって嫌がられるかもよ」 「んっ、別に、王子にどう思われても、いいっ……し」 「ほらまた。ちょっと触れただけで、こんなにも溢れてくる」  ふるふると震える性器はもう先走りをだらしなく垂らし、準備万端とばかりに天を向いていた。先っぽに溜まった透明な蜜を拭うリカちゃんの指が、滑らかに動いて滑る。 「ああ、これだとすぐイケそう」 「ひっ……やだ、リカちゃ、んっ……も、無理」  つん、つん、と指で突かれるだけで声が漏れる。その声は自分のものとは信じられない程に高く、普段なら気持ち悪いとさえ思ってしまうほど甘ったるい。  まるで、媚びを売っているみたいだ。 「あぁっ……早く、はやくっ」  それでも、ゆらゆらと腰を揺らし、先端に当てられただけのその指先に擦り付けてしまう。止めろと頭の奥の方から誰かが叫ぶのに、もっとしろと心が急かす。  頭からの声はすぐに消えてしまって、今の俺にあるのは早く出したいっていう一心だった。 「あっ、ああ……んっ、はっ」 「指1本でここまで乱れるなんて、ツンデレラはいやらしい子」 「ちがっ…違うっ、違う」 「それならもう止める?ずぶずぶに濡れたまま、何もなかったように昼寝でもしようか?」  紡がれる言葉とは裏腹に、リカちゃんの長い指は裏筋を辿り、それの付け根へ。くるくると周囲を回ってまた先端へ。その途中でカリの部分を爪でひっ掻くのも忘れない。 「んあ……あぁぅ、だっ……だめ、も、イク」 「だから早いってば」 「やだやだっ!!イク……イッーーああっ……っ」  制止になっていない制止を振り払い、どっと弾けた白濁が内腿にかかる。 「やっばぁ……昨日も出したのに、こんなにも多い」  内腿についた白い筋を中指で辿り、そのまま口元へ。躊躇わず咥えたリカちゃんは、まるで蜂蜜でも舐めるかのようにゆっくりと舌を這わせた。  わざと俺に見えるように。そして、俺がそれを見て、もっとゾクゾクすることを知っていて。 「ウサギも舐める?もしかしたら、身長伸びるかも」 「そんなので……はっ、伸びる、なら……お前はとっくに巨人になってるだろ」 「それもそうか。だって、毎日たっくさん舐めてあげてるもんね」 「……リカちゃんの変態」  しっかりと綺麗になったその指は、当然のごとく後ろの蕾へ宛がわれる。後孔の周りをくるくると撫で、馴染ませた後にリカちゃんは鳥肌が立つほど爽やかな笑みを見せた。  別名『うさん臭さ100%のヤバい顔』だ。

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