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第3話 星の彷徨 -3-
「………………もっと会いたいです、神父様……」
―……俺の邪な気持ちが篭った願いは、誰も無い白昼の聖堂の中に空しく消えた。
「………………」
―……かに見えた。
「……そこに居るのは……ステア、か?」
何と神父様が聖堂に現れたのである。
そして確認する様に言いながら俺に近づいて来て、最後は呆然と神父様を見る俺の目の前に立ち、小声で質問してきた。
「何だ? ……もしかして、発情……したのか?」
「そ、その、そうではないのですが……。用もないのに……迷惑、ですよね? ぉ、俺……森の見回りに戻ります……!!」
慌ててそう言って聖堂から出て、俺は森の中に消えようとしたんだけど……。
「ま、待て!」
何と神父様は俺を追いかけて来てくれたんだ!
俺の腕を掴み、大きな聖木の下に入り、神父様は息を整えながら俺に諭すような声色で話し始めた。
「……こうして……普段から……俺の元に来て良いんだぞ、ステア……」
「でも……新月でも満月でも無いのに…………」
「…………関係無い。……俺は、ステアにいつでも会いたいし、お前に……触れたい、し、だな…………コホン……」
「神父さま……」
俺、感動しちゃったよ……! 神父様が俺の事……求めてくれるの?
神父様の言葉に頬を染めて口を半開きでポカン顔となった俺を、神父様は少し意地悪そうに片方の口角を上げると俺の唇を同じ唇で覆い、舌を差し入れてきた。
「……ん、ん……ちゅ……んんッ……」
「ん……んちゅ、ちゅ……ん……」
ジワジワと舌を絡めて、俺は神父様との深い口付けを楽しんだ。
絡まる舌同士がもどかしくて、俺は神父様にもっと違う繋がりを求めたんだ。
「……はぁ……はぁ……神父様のペニス……しゃぶりたい……です……。御奉仕、したい、です……」
そう言ってそのまま神父様の前にしゃがみ、俺は神父様のペニスを服の中から取り出す。
半分勃ち上がり気味の神父様のペニスに唇を近づけ、チロチロと俺はペニスを舐め始めた。
「ん……ん、んんッ。はぁ、はぁ……んちゅ……は、はぁ……はぁ……神父様……神父様のッ……! ぁむ……ん、んん~~……んんぅ……」
「ステア…………はぁ……はぁ……」
そして舐めているだけでは直ぐに物足りなくなり、俺は神父様のペニスを咥え込んだ。
頭上から聞こえてくる神父様の息も上がってきてる……。俺のこの行為に感じてくれてる。嬉しいな……。
この前知った、神父様の味が忘れられない……。
ここから、たくさん……たくさん欲しい。いっぱいゴクゴクしたい……。
…………上も、下でも…………たくさんゴクゴク………………シたい。
聖木の元で俺は神父様のペニスに舌を這わせ、口内の奥まで招き入れてたまに上目使いで神父様の様子を見ながら、ペニスをしゃぶり続けた。
そして神父様の変化を見ながら、興奮し出した自分のペニスを取り出し、俺は扱き始めた。
やがて神父様は俺の奉仕に、嬉しい反応を示してくれて……
「…………ッ……! ステア……! ダメだ……! ステア…………ッ……」
―びゅ……びゅ……!! びゅ! びぐッ! びゅぐッ! びゅぐッ! びゅー! びゅー! びゅ―――! びゅ―――! びゅ―――!……
「……ふぐっ……! ふぅ……うぅ……ううう!! う――! う~~~!!」
俺の口内から出て行く素振りを見せた神父様のペニスを逃がさない為に、神父様の腰にしがみ付き、俺は射精を口内で受けた。
熱くて青臭い神父様の粘つく精液を喉を鳴らしてゴクゴクと飲み下し、自身の射精を我慢して俺は何とか全部……飲みきった。
「……神父様のせーえきに興奮して、俺のせーし……大暴れしてますよぉ……。ん……ッ……んん。んは……は……ぁ…………」
そして俺は口内に僅かに残った神父様の精子を、唾液と共に掌に出した。
糸を引きながら俺の掌に溜まる、神父様の精液と俺の唾液。
溜まったそれを、俺は神父様の前で見せ付ける様にペニスに塗りつけ…………神父様に見られながら……視姦オナニーを開始した。
―にちゅ……にちゅ、にちゅ……にちゅ……にちゅ……にちゅ……にちゅ……にちゅ……にちゅ……
そして神父様の視線を感じながら、自分で扱く……。俺は直ぐに自分の陰嚢が、射精したい欲望で上がってきたのを感じた。
「神父、さま……に見られて……俺……そろそろ出そう……、です……」
涙声の俺の申告に、神父様は無言で俺のペニスを扱く手の上を覆ってきて……
「手伝ってやろうな、ステア」
「はぁう……! 神父さまと一緒に俺の……!」
―シュッ……シュッ……シュッ……シュッ……シュッ……シュッ……シュッ……
それから、どちらかと言うと神父様にリードを奪われた感じで俺はドンドン射精感を高めて行き、……そして……
「…………はぅ……! んぁ、あ、あ……!! あ……! で、でます……!!!」
―どぶッ……! びゅ……びゅ―――― びゅ――――びゅ――――びゅ――――びゅ――――びゅ――――……!!!!
「……ぉ、俺の中で暴れてた……興奮したせーし、放出してます……! 神父様……、しんぷさまぁ……! みて……ッ……!?」
「見てるぞ、ステア……」
「はぅ……。しんぷさまぁ~~~……」
吐精し終えた俺は息が上がってたが、手伝ってくれた神父様にゆるく微笑んだ。
そんなまったりとした空気が漂っている時……
――――……~~んぷ……ま……―……しん……さ…………オル神父様、……神父様~……どこですか~~~~? 頼まれた物を、俺がッ! 俺が、わざわざ直々に持って来て上げましたよ~~~? 神父さま――エオ……神父さ……~ぁ~~~……――…………
「……誰か……神父様の事……、呼んでますね……?」
「…………こんなイイ時に……来たのか……。全くアイツはいつも、狙ったかの様にタイミングが絶妙だな……! ……はぁ……~~~……」
神父様は声の主に思い当たる事があるのか、諦めた様な溜息をつきながら俺を見てきた。
「ステア……。残念だが……俺は行かないといけない」
「……神父様……はい……。…………はぃ……。来客ですし、しょがない……です……。俺も突然来ましたし……」
「拗ねないでくれ……。………………俺のコレで……とりあえず我慢してくれ……」
「す、拗ねてません! ……けど……? 神父様……? ぇ……え? え?」
そう言って神父様は自身でペニスを僅かに扱き、ぷくりと出て来た先走りで指を濡らすと俺を引き寄せて……、尻の割れ目の中に指を……
―くにゅッ……くにゅ、くにゅッ……にちゅ、にちゅッ……
神父様の精液をアナルに塗られ、俺はそれだけで全身が一気に…………………………………………火照った。
……逆効果! 逆効果だよ! 神父様!!
「~~~~!? しんぷさま……ッ……!??」
「ステア……我慢してくれるか? 俺もお前が欲しくて辛いんだ……ステア……」
「は、はい! が、がまん、します! 仕事、頑張って下さい! お、お、ぉれ、もう……行きます……!」
耳元で囁かれる神父様の低い声に、俺は変に緊張してどもりながら神父様と色々処理を済ませながら慌てて服を着直すと、森へ逃げる様に脚を進めた。
それにしても……マジでこあそこで始めるわけにはいかない……。だって神父様……呼ばれてるし……。イイ雰囲気だっただけに……残念……。はぁ~~~……。
神父様と別れた後、俺は近道である森の獣道を通り急いで自宅に行き、寝室へ篭った。
今日の仕事は……早いが終わりにしよう!最低限に必要な事は終わっているし……!!
なので、今から……
「……神父様……! 神父様……!! 俺を犯して……ッ! いっぱい……ぃッぱ……い、おかしてぇ……!!! 犯して……ッ! しんぷさまぁあぁ……」
俺はアナルプラグでアナルを散々神父様に犯されていると想像しながら、何度も何度も何度も何度も……イジメめた。
だってこのプラグの太さは神父様の指、二本分……だからな!神父様に指で弄られているって……想像……して……。
そして俺は飽くまで淫乱な精をシーツの上に吐き出し、身体をビクビクとイキ震わせながら過ごした。
……まぁ、その間に陽は沈んでしまってたが……な……。もう夜だし。
もーさぁ?発情する日とか……日に日に関係無くなって来てないかな?とか、考えちまうな……。ははは……はぁ……。
黒墨色にぽっかりと浮かんでいる、乳白色に近い月の形を見ながら、俺は次のウサ耳発情までの日数を軽く頭の中で計算した。
「……あと……3日ってところか……?」
どうしよう……。あの呪いが出現する日が待ち遠しい……。
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