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第10話 太陽の包容 -2-
部屋に着くなり神父様は俺のコートを剥ぎ取り、俺をベッドに尻を高く上げるような格好になる様に倒してきた。
前方に倒れる四つん這いの格好でズリ、と脱がされたズボンと下着の下からピョコと現れた兎の尾に、神父様は一瞬驚いた様だが、直ぐに俺に確認してきた。
「……本当にウサギの尻尾が……。人の耳は消えて、兎の耳が消えないんだな?」
「……はい……」
ふわふわした兎の尾……そして、物欲しい俺のアナル。全部、ぜーんぶ神父様に見られてる。
ヒクヒクして、早く神父様のペニス欲しいんです。切なくてもどかしくて……
「神父さまぁ……我慢、しました。神父様の部屋まで俺、我慢しました。……だからッ、俺のアナルにペニスの御褒美下さい……!」
そう言って、俺は尻たぶを更に広げてひくつくアナルを強調した。
そしてそんな中で、股間の俺のペニスはビクビクと動き、それによってロザリオが同調して揺れ動いた。
神父様はそんな俺のアナルに自身の濡れた先端を当て、先走りをゆっくり俺のアナルに塗って来た。神父様、濡れてる……。
ヌトヌトとした神父様の先走りに濡れた俺のアナルに、神父様は指を一気に三本入れて前後に動かすでは無く、アナルの入り口で開閉を始めた。
神父様の指の開閉に合わせて、俺のアナルがくぱくぱ開閉を繰り返す。これはこれで気持ち良いんだけど……
「……んぁ……ッ。はぁ……はぁ……。……神父、さまぁ……神父様、俺のアナルで遊ぶならペニスを入れてズコズコして遊んで下さい……。早く俺の淫乱獣の兎アナルで、御褒美ペニス食べたいんです。"気持ち良い"でもっと満たしたいんです……しんぷさまぁ。ください。くださいぃい~~くださいぃいい~。…………こんなおあずけはヤですぅ……ヤ……ぁ……」
更に我慢が出来なくなった俺は、尻を突き出す様に揺すりながら、欲望が弾けるままに神父様のペニスの御褒美を強請った。
そして神父様はそんな俺のアナルに遂に……
「ふ……本当に淫乱ウサギだな……。…………ならステア、食べさせてやる。食え」
―ズ……ニュ……うゥ……ウウウぅ……!
「……! 神父様のッ……俺の中に入ってきたぁ……! 熱くて、ふとぃい……! ふとい……!!」
アナルに神父様の熱の侵入を感じ、俺は歓喜の声を上げ、解されたアナルは懸命に咥えモグモグし始めた。
「お、おぃしいです……ぅ。神父様の御褒美ペニスぅ~~……。はぁ、はぁ……」
「そうか。なら、まずはここでじっくり、ゆっくり舐め味わえ。ステア」
「んはッ! ……は、はぃ……ッ……ん~~!! んんぅ! ぁあ、あ……ッ!」
ゆっくり擦る様に……ペニスを前後に動かされて、俺の入り口付近の内側が神父様のペニスを舐める。
神父様のカリでのゾリゾリ……気持ち良いよぉ……!ずっとペロペロはむはむってしてたい……ッ。
「……ぁッ、あ……! あ……! おいしぃです……美味しいです、神父様……ぁ……」
「―……しかし……どんな姿になるにしても俺の前から消えるだなんて……お仕置きだな。ステア?」
「……え?」
―スパ―――ぁン!
「ひッ!?」
神父様のペニスが挿入された状態で尻を叩かれた……!?
外からの痛みと共に揺れる振動と俺の内に存在している、神父様の熱いペニスの圧に分からない快感が生まれて……叩かれると……も、もぅ……
―スパン!!
「……ッあ! あ! あ……ああ!? ……き、きもちぃい……? ジンジン……きもちいい……?」
「何だ、ステア……この状態で感じたのか? ん?」
「あッあッ、あッ、あッ……。ぅ、ぅそぉ? 俺ッ……? うそぉ……?」
俺の叩いた尻を今度は優しい手つきと声色で労わる様に撫で、神父様はペニスを今度はグリグリと奥に侵入させてきた。
まだ根元まで咥えてなかった、大好きな神父様のペニス……。尻の痛みも不思議と甘い鈍痛に変わって、痛みより気持ち良さが勝ってくるよぉ……。
「んんッ……。ぁ、あ……おっきぃ……の、ミチミチって俺の奥にぃ……! おくぅ……! もぉ……俺、せーし、でちゃうぅぅ……!」
―みちぃい……!!
「―……いッ!? ぃあッ!??」
そうだった……! ロザリオのチェーンがまだペニスに巻かれたままだった……!
「ぅあッ、あ!? ……で、でにゃ……いッ……! 神父様……ッ、ロザリオッ……! ロザリオ外して……」
―スパ――ン!
「ひぃああ!? ひぃいん!??」
――スパ――ン! スパ――ン! スパ――ン! スパ――ン!
「ステア、俺に言う事は?」
尻を叩かれる毎に乾いた音と尻肉がブルンと揺れ、内部にジンジンとした切ない疼きが生まれ、俺のペニスの根元でロザリオが揺れた。
ロザリオのチェーンに根元を締められ、ビクンビクンと揺れる俺のペニス……。これでは尻とペニス、同時にお仕置きされている様だ。
そして……俺が居なくなるの、怒ってる神父さまに言う事……? 言う事……言う事……言う事……言う事………………………………
………………あ、謝らなきゃ……!?
「……しんぷ、さまッ! ごめんなしゃ……ぁい! 俺……神父様の前から、消えません……! きえません……! 居なくなりません!! ごめんなさぁい!! ごめんなさ、い! ごめんなさいぃいい……!!」
「―……よし、赦そう。ステア……辛くして俺の方が悪かったな……。さぁ、好きな様に射精しろ」
そう言うと、神父様は体位をバックから対面に変えて俺のペニスからロザリオを外してくれた。……んだけど………………
「……神父さまぁ! で……出るよぉ……。でもこのままだと……ッ! 神父様にかかっちゃう……かかっちゃう~~……から、ダメダメダメダメ! 一旦ぺにしゅ、ぬいてぇ! ぃううううぅぅー……」
「分かった、分かった。良いから、出しなさい。ほら、ステア? もう我慢しなくて良いんだぞ」
―シュッ……! シュッ……シュッ……
「ステア……良い子だ。ステア。だから、我慢せずに出そうな? ステア?」
「ぅ……う、う、うううッ? ……うう……うぁ! あ、あ! あ……! あ! はぁはぁ……はぁ……ぁ、あ……~~~!!」
―ぴゅ……びゅッ……びゅびゅッ…………びゅびゅびゅびゅびゅびゅ!!! びゅー! びゅー! びゅー! びゅ―――! びゅ―――! びゅ―――! びゅ―――…………!!!
神父様は優しい声で俺の名を呼び、俺の射精を我慢しているペニスを扱き……盛大にペニスを全開解放させた……。でも、それが凄くて……
「な、何ッ……!? ……どぴゅどぴゅとまんあいぃいいいいッ!!? 俺のぺにしゅ、こあれるぅううぅぅッ!!? いっぱい……淫乱ウサギせーし吐き出しながら壊れちゃう……!? こあれる! こあッ……ぅうぅ……ああ、ぁ、あ"ぁ―――!! ぅヴヴヴぅ、ううヴ――ッッッ!!! うあ! ぅあ、うあああああああああああッ!!! ああッ!? あ―――!」
それこそ獣じみた大声を上げて、俺は神父様の微笑みの下で解放された大量射精で絶頂し、イキ狂った。
出される白濁汁はいつもより太く、射精時間が長い。びちゃびちゃと天に発射されたモノが、頂点に達すると俺に振り下りて来る。これでは、セルフぶっかけ状態だ。
「ぅ、くッ! うううッ! ぅあ、ッ、は、は……! ぃああ~~ッ!! ぁ、あ、あああ……ッ!」
「………………………………」
神父様はこの間、黙ってビクビクと精子を噴射しながらイキ続ける俺を見守ってくれていた。
……そして長い事、極太兎汁を射精してようやく治まった俺の淫乱ウサギ精子のにおいが立ち上がるペニスの先端を、俺はすぐさま……
―くぱっ!
神父様の前で自分で多量射精直後のペニスの先端の穴を左右に開いて、尿道口の内側を晒した。そしてそこのはまだ残滓があり、それがトロリと溢れて茎を伝い、陰嚢濡らし、神父様のペニスと俺のアナルの結合部を濡らしていく……。
「しんぷしゃみゃ、おれ、いっぱぃ~~~……いっぱぁぃここから太い汁で淫乱射精しましたぁ。……俺の、ダイジョウブでしょうか?診て……くださぁい……はぁ……はぁ……」
俺の言葉に神父様は、"くぱ"と開いて残滓が流れ出た尿道口をじっくり見ている。
「……大丈夫だ、ステア。第一また興奮してきたな?もう新しい先走りと……芯が出来始めているな」
「よかった……。……ぁの……興奮は……シテます……だって、神父様にこうして見て貰ってる……し。……俺…………おれぇ……おれッ……!」
「ステア……ん、ん……」
「ん~……ん、んはぁ……神父さまぁ……」
神父様は言いながら俺の口を覆うように塞いできた。そしてそれは直ぐに深いものと変わり、熱い舌をお互いに求める行為に没頭した。
すると神父様は自身のペニスを俺の中から引き抜き、俺のウサギカウパー濡れのペニスの割れ目に絡める様に割れ目で塞いできた。
―くちゅ、くちゅッ……くちゅッ……くちゅッ……
「んッ、ん、んっ! ……ぁったかぁい……んんッ……きもち、ぃ……ッ! ん、んくッ、んちゅ、ちゅ……」
「ステア……ん……。ん、んちゅ……んん、はッ……は……ん、ちゅ、ちゅ……」
俺は神父様と上も下も同時にキスをするのに夢中になっている。
上では唇と舌を絡ませて、下ではペニスの先端の割れ目同士を擦り合わせているのだ。
くちゅくちゅと粘つきが増し泡立った白濁を量産して、上も下もくちゅくちゅくちゅくちゅ……。きもちい……。溶けて一つに……と錯覚しそうになる……。
「……仲間外れで寂しそうな乳首も構ってやろうな」
「あ!」
言いながら、ペニスからの先走りに濡れた手で神父様は俺の両方の既に硬く立ち上がってる乳首を抓み上げてきた。
ピンと引っ張られた先で、更に乳首の上部を撫で擦られる。
ヌルヌルとした感覚に、俺のペニスは更に神父様のペニスを押し倒す勢いで密着をし始めた。
「どうして欲しい?」
「つ、強く……コリコリ……して、下さい……ッ……。放置して寂しくした分、いっぱい、構ってくらはいぃ~……ぁ、あぅ、ぅううん……!」
俺の希望通り、神父様は先走りのヌルヌルを潤滑油に乳首を強く弄ってきてくれた。乱暴なセレニ・ダシュプールとは全く違う、優しく強めな乳首への攻めに俺は喘ぐ声が溢れた。
そして乳首を苛められているその間俺は、神父様のペニスから溢れている先走りの汁を自分のペニスの先端を茎に押し当て、俺からの汁を混ぜながら上下に動かしてクチュクチュと舐め取る行為をしていた。
もどかしさとえっちぃ気分で頭がどんどん蕩けてく……。
「ぁの……神父、さまッ……こっち……こっち……構って下さい……。……俺……また……コッチ……構って欲しいです」
言いながら俺は乳首を構っていた神父様の両手を取り、そこから自分の尻へ導いた。
すると神父様は直ぐの俺の尻の割れ目の始点から指を埋めてきて、指先に触れたまだ濡れた窄まりを弄くり始めたんだ。
「ふふ……ステア、ここか」
「んひぃ! ひぁ……ひうぅう~~!」
「自分から誘っておいて逃げるな」
「ひぁ! ひ! んぁあッ! 指ッ……! じゅぽじゅぽ、来てる! きてるぅう……! ぅぁ、あ、あ、あ……ッ」
神父様の指での攻めに、俺はゾクゾクビクビクと身体が反応する。
そして神父様はそんな俺の跳ね踊る様な反応をひとしきり与え続け、俺が「んひッ! ひぁあぅ!」と嬌声を上げながら神父様の指に淫乱アナルを突き出し捧げる動きに変わった時、四本の指がついに……一本のペニスに変わった……。
そして俺の蕩けたアナルを亀頭でグイグイ押し広げて、俺の内部に侵入してきた神父様のペニスに俺は背を仰け反らせて震えながら歓喜の声を上げた。
「んひゃぁ! ぺ……ぺにす……おっきいペニスがぐいぐいキてる……!! 俺のナカにぃ~。ナカッ! なかぁ~……神父様の太さになってくぅ~……!」
「ステア……気持ちイイか?」
「気持ちイイですぅ! 神父様のッ、だいすき……ぃ。好き、スキ、すき……」
「―……セレニ・ダシュプールより……イイか?」
「……? ……そんなの、当然、神父様の方がイイですよ? んッ……んんんッ……! 神父さま……しんぷさ、まぁ……」
「ステア、ん、んん……ッ。ステア、もどかしい……お前をもっと独占したい……」
それから何度も口付けをしながら、俺と神父様は互いを求め合い、身体と心を昂らせていった。
大好きな人に触られえると思うと、俺の身体は勝手に反応して、心が神父様で満たされていくのを感じた。
そして……神父様のアツイ精液が俺の内部を直接満たす、この瞬間が遂に来た。
―ぶぴゅ……!! っぴゅ……びゅ……! びゅ、びゅ――!! びゅ――!! びゅ――!! びゅ――!! ……
「んぁ……ッ! ああぅ!!」
「ステア……!」
神父様に射精されると、腹に精液が溜まって……俺の腹が一時的だが膨れてポコ腹になる。
だからいつも勝手に笑顔になっていく。
神父様はそんな俺の前髪を上げ、現れた額に唇を落としてくれた。
そして俺の目を見て、こんな言葉を……。
「……ステア、今日から……ここ……俺の部屋に寝泊まりすれば良い」
「え……」
「ステアを一人には出来ない。……またお前が手酷く襲われると思うと、俺は……」
「神父さま……」
俺の両手を覆う様に神父様は自身の両手で覆い、祈るような格好で俺を見てきた。
俺はそんな瞳に射られ……頷くしか、出来なかった。
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