3 / 6
第3話
彼の唇に啄むようなキスを何度か落とし、その間にカーディガンのボタンと、シャツのボタンを外す。いつも彼がしてくれるのを見ていたから、スムーズに服を脱がせられた。
上目遣いで彼をみながら乳首を舌先で舐めて、ズボンの上から正和のそこを揉むように優しく撫でる。興奮しているのか既に半勃ちで、彼の表情もいつもより余裕がなさそうだ。こんな彼を見るのは初めてでなんだか嬉しくなる。
ベルトを外して、ズボンのジッパーを下げると、彼はゴクリと喉を鳴らす。焦らすように下着の上から指先でなぞれば、彼の手がぴくりと動いて息を詰めたのがわかった。
「純……っ」
下着を脱がせて、彼のものにチュッと口付け、見せつけるようにゆっくり口に含めば、彼の腰が僅かに揺れる。
「っ、純……どうしちゃったの?」
「はひは?」
彼のものを咥えて首を前後に動かしながら、何が?と尋ねれば、彼は目を細めて唇を噛んだ。普段見ることのできない表情にゾクゾクしてしまう。
「いれていい?」
ちゅぱっと音を立てて、彼のものから口を離し、彼の真似をするように目を細めれば彼は少し焦った様子で、体を起こそうとする。
「だーめ。今日は大人しくしてて」
ともだちにシェアしよう!