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第4話

「入れるって……純の中に?」  いつもとは違ってリードする俺に、どうやら本気で焦っているらしく、彼らしくない表情を見せる。それが面白くて彼の質問には答えず、起き上がろうとした彼の胸を押して、再び押し倒した。 「イタズラするって言ったじゃん」 「じゅーん。俺に入れようとしてるなら、許さないよ」  そんなことするわけない、というかできるわけないのに、正和さんも馬鹿だ。 「じゃあちゃんと硬くしててよ」  ニコリと笑って、ズボンと下着をおろし、彼の上に跨がる。彼の屹立した男根に手を添えながら、ゆっくりと腰を落とせば、彼のそこはさらに硬度が増した。 「あっ、ぁ」 (きっつ……)  入れるのが精一杯で、なかなか動けない。彼はそんな俺の太ももを撫でて、腰を掴むと下から軽く突き上げてくる。 「待っ、あぁ……っ」 「ふふ、可愛い」  余裕がなくなるくらい彼を感じさせたかったのに、主導権を奪われて悔しさに歯噛みする。さわさわと肌を撫でてくる彼の手を掴んで腰から離し、ベッドに押さえつければ、彼は楽しそうに目を細めた。 「動かないの?」 「っ、うごく、し……いまは焦らしてるの」 「へえ?」 「ひぁ、あっ」  ねっとりと掻き回すように腰を動かされて、思わず嬌声をもらし、彼のことをキッと睨みつける。  

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