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第431話

 とろりと少しだけ白い蜜が零れて、それが彼の腹部に垂れる。けれど、恥ずかしいと思ったのは一瞬で、強すぎる刺激に耐えられず彼の胸に手をついた。  内壁がヒクヒクと収縮して、彼のものをきゅうっと締め付ける。 「あ、ぁ……うごけ、な…あぁあっ」  彼が腰を少し動かせば、じん……と痺れるような快感が全身に広がって、瞳を濡らした。 「頑張って。……俺のことも気持ちよくして?」  優しくそう言われてしまったら頑張るしかない。俺だって正和さんを気持ち良くしてあげたいという気持ちはある。 「うぅう……あっ、あ……っ」  膝を立てて腰を上げれば、屹立したそれがぬる~っと引き抜ける。その感覚にゾクゾクして足が震えた。 「はぁ……ん」  再び腰を落として彼を受け入れたら、もう止まらなかった。何度も何度も抽挿を繰り返し、愉悦に浸る。  動きに合わせて揺れる男根が彼の腹部に、トン、トン、と軽くぶつかって気持ちいい。振り回されて根元が少し痛いけれど、それさえ快感となって、腰骨の奥にぞくんと響いた。 「あっぁ、あっ、はあぁん」 「ふふ、かーわい」 「いく、ぃぐ……まさかず、さっ…だめっ、あうう……っ」 「もっと大きく動いて。……そう。いい子」  彼に腰を掴まれて上下に激しく揺すられる。それに合わせて体を動かしたら、正和さんも気持ちよさそうに目を伏せたので、もっと喜ばせたくて頑張った。 「あっ、やっ、これっ……おかしく、なるっ、あぁああん」  彼を追い上げるように律動を早めれば、揺れている男根を握られて、亀頭を手のひらで優しく包むように捏ね回される。先走りで濡れそぼったそこを、くるくると捏ね回されて堪らずかぶりを振った。  ビリビリとした強すぎる刺激。手の窪みや、少し硬い関節にランダムに刺激されて、泣きたくなるほどの快感が全身を駆け巡る。先端についたピアスを優しく転がされたら堪らない。

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