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いじわる彼氏とハネムーン 463
「純に一目惚れした時と同じ髪型だよね。凄く泣かせたくなる」
「っ……今日はやだよ! 疲れてるから休みたいし」
「わかってるよ」
彼はクスクス笑うと俺の額にキスを落とし、首筋を上から下へツーッとなぞってくる。そのまま下りてきた指で襟元を少し捲られて、鎖骨をぢゅうっと吸われれば、白い肌に赤い花弁が浮かび上がった。
ピクリと揺れた肩をベッドに押さえつけられて、股間を厭らしく擦り合わせてくる。そうされると、彼の硬くなったものが敏感なそこを刺激して、堪 らず喘ぎ混じりの吐息を零した。
「ぁ……っ」
腰がぞくぞく震えて、顔がかあっと火照る。彼の指先が触れた所が熱をもったようにドクドク脈打って、下腹部にずくんと熱が溜まった。
「ふふ、うなじが舐めやすくなった」
「そんなとこ舐めな──って、あ、ちょ、しないってさっき言ったじゃん」
ズボンのホックを外されて慌てて抗議すれば、彼はニタリと人の悪そうな笑みを浮かべて、下肢の衣服を取り去った。
「しないとは言ってないじゃん。ちょっとだけ」
「っ……ほんと、無理だって」
「大丈夫。入れないよ」
そんなこと言って、また意地悪するのだろうか。俺だってしたくないわけじゃないのに。
じわりと浮かんだ涙が零れないように唇をぎゅっと噛みしめれば、彼はいたわるように優しく口づけてくる。
顎をクイッと下に引いて無理やり開かされた口の中に彼の舌が入ってくると、俺のそれを搦 めとって吸い上げた。弱い粘膜を擽 るようになぞられれば、蕩けるような愉悦が全身を駆け巡る。
「はっ、あっ……また、そ、やって、んん」
俺の言葉を掻き消すような激しいキスに変わり、為す術もなく翻弄される。
長い口付けからようやく解放された頃には、男根は痛いくらいに張り詰めていて、どうしようもなかった。
こうなってしまったら、このまま放置することはできない。それを知ってて煽ってくる正和さんは本当に意地悪だ。
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