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いじわる彼氏とハネムーン 470
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「ぁっ、優しくするって言った、のに」
「してるでしょ」
そう言ってニヤリと笑った正和さんは、先ほどからずっと同じところを弄んでいる。
優しくしている、だなんて白々しい。散々焦らされた体は熱く火照って疼くのに、二本の指で内壁をくすぐるように掻き回し、時折イイトコロを掠めては、俺の反応を見て楽しんでいるのだ。
「はっぁ、も、しつこいんだよ」
「しつこい?」
「あっあぁ、だめ、それ、だめ……っ」
咎めるように聞き返した彼は、ピアスのついた鈴口を親指で抉 るようにグリグリしてくるものだから堪らない。懇願するような甘ったるい声をあげて、背を仰け反らせれば、彼は楽しそうに口角を歪ませる。
嫌な予感がして、彼から逃げるようにベッドを蹴ってずり上がるが、抵抗虚しく脚に跨がれてしまい身動きが取れなくなった。
「ま、正和さん……っ」
ニヤニヤした彼のその表情 は、これから悪戯をしようとしている時のそれで、次に何をされるのか考えて胸がドキドキしてくる。
「じゅーん」
いじわるくスーッと目を細めた彼は、鈴口から飛び出ている丸いキャッチに触れて指先で捏ね回す。そうされるとピアスが繋がっている中まで刺激が伝わって、下腹部がじん……と痺れた。
「あっ、あぁ……っ、んーーっ」
ビリリとした快感が頭の天辺からつま先まで駆け抜けて、腰骨の奥が蕩けそうに熱くなる。その直後、絶頂の波が押し寄せて、腰をびくん、びくん、と震わせながら白蜜を溢れさせた。
「はあっ……、はぁ……っ」
彼はクスッと笑って捏ね回していた手を止めると、そこからゆっくり指を離す。
しかし、安堵したのも束の間。このまま静かに離れていくと思っていた指にピアスを軽く弾かれて、絶頂の最中 だったそれは再びとぷりと蜜を零した。
「あぁう……っ」
そのまま人差し指の節で裏筋をなぞられて、思わず強請るように腰を揺らしてしまう。
「っ、あっ…や、だ……いや」
「イヤイヤ言ってるけど、ここは喜んでるようにしか見えないね」
彼はクスクス笑って睾丸を転がすように優しく揉み、蕾に入れていた指を三本に増やす。
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